感覚に訴えるためのポイント


人には感覚があります。

そして、伝えられかたで錯覚してしまうものもあります。

 

本当は同じ内容なのに、あちらの方がこちらよりも重そうに感じるとか、量が多く感じるとか。


「なんとなく感じる」ものではありますが、それは、多かれ少なかれお客さんの購入判断につながっている材料といえます。


★今回は、重さを感覚で感じてもらう表し方について★

 


〜重さは体積で伝える〜

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よくコンビニで販売されているおにぎりで見たことがあります。


「食物繊維◯g」といった表示や「レタス◯個分」といった表示も。


どちらがよいとか、よくないとか言うわけではなく、どちらの伝え方も食物繊維が入っているんだなと感覚的に感じられますよね。


ただ、あなたがお客さんからあなたのデザインな施された商品の方がより重そうだと、感じてもらいたい場合、「レタス◯個分」といった表示方法をおすすめしたいです。

 

お客さんの感覚へ伝えるためには、体積で表すことをおすすめします。

デザインにおいては文字のみで伝えるのではなく、体積を表せるイラストや写真も使うのです。


〜人の錯覚〜

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人は、一般的に同じ重さでも体積の大きいものである方を重いと感じるといわれています。


先ほどのおにぎりの例では、

「このおにぎりひとつに食物繊維が4.5g含まれています」

と言われる(見る)よりも、


「このおにぎりひとつにレタス3個分の食物繊維が含まれています」

と言われた(見た)方が食物繊維がより多く含まれているなと感じやすいですよね。

 

 

そのほか、

「このドリンクで300mgのビタミンCが摂取できる!」

より

 

「このドリンクでレモン2.5個分のビタミンCが摂取できる!」

の方がよりビタミンCが含まれているようにイメージしやすいのではないでしょうか。

 

そして、「レタスやレモン◯個分」といった文字だけでなく、それら体積を表現するイラストや写真があるとさらにパッと感覚的に感じやくなりますよね。

 

 

〜ちょっとした買い物で探してみる〜

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この錯覚効果は、いたるところで意外とたくさん使われています。


上記で紹介させていただいた例はとくにコンビニやスーパーの商品で聞き覚え・見覚えのある内容ではないでしょうか?

 

 

探してみると結構たくさんあります。


私は、このブログでお話しさせていただくために、その例を考えただけでもいっぱい思い当たる商品がありました。


きっとあなたもたくさん思い当たる商品はあるはずです。


そして、これからもたくさん見かけることだと思います。

 

ぜひ探して、今後の表現の参考にしてみてくださいね。

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体積は、レタスやレモンのほかにもさまざまな表現方法が成されているはずです。

 

 

〜まとめ〜

重さ(グラム数)を伝えるとき、数字で伝えるより、体積で伝える方がより多く感じられる。

 

 

 

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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

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