内容が変わっても応用できる単純接触効果とは?
★今回は、内容がかわるポスターに応用する単純接触効果について★
【結論】広告の型を同じようにすれば、伝える内容を変えても、単純接触効果のような効果を得やすくなる
今回は、単純接触効果の応用について。
ただ、今回は、同じ広告内容との接触というのではなく、
内容が変わったときにどのような工夫をしたら、単純接触効果につながるかということについてです。
まずは、単純接触効果について簡単にご説明させていただきます。
〜単純接触効果とは〜
お客さんと繰り返し接触することによって、そのものの好感度を上げたり、印象深いものとできるなどの効果があります。
例えば、音楽でも同じことがいえます。
はじめてラジオで聞いた曲で、あまり好きにはなれないものも、毎日繰り返し聞いていると、段々それを受け入れるようになりませんか?
たくさん接触することによって、なんとなくいいなと好感が持てるようになります。
また、アニメの主題歌なども同じような効果がありそうですね。
はじめは何とも思っていなかった、主題歌。
ただ、一週間に一度だけであっても何度も繰り返し聴くと、印象がよくなり、自分のスマートフォンの音楽リストの中に入れていたりなんてこと、きっと一度はご経験あるはずです。
ご経験のない方は、あまり好きでない曲や微妙だなという印象の曲を毎日聞いてみてください。
きっと、はじめに聞いたときよりも、その音楽に対する気持ちが変わっているはずです。
このように、単に何度も接触を繰り返すことで、相手の印象をよくする効果のことを単純接触効果といいます。
実は、恋愛でも少し使える効果なんですよ。
(今回のお話は恋愛ではないので、これは別のところへ置いておきますね)
〜内容が変わっても使える単純接触効果とは〜
さて、ここまでの内容から単純接触効果について少しお分かりいただいたところで、本題ですね。
チラシやポスターなど、季節や時期によって内容を変えるものですよね。
だからこそ、ぜひ少しでも役立てていただけると嬉しいです。
伝えたい内容が変わっても単純接触効果を期待できる方法があります。
結論からお伝えすると、テンプレート(デザインの型)に当てはめるということです。
テンプレートといっても難しく考える必要は全くありません。
とてもかんたんなものです。
具体的には、「広告で伝える内容を変えても、その土台となるデザインをあまり変えないようにする」ということ。
季節によって色や伝える内容を変えても、文字スタイルや文字を入れる場所・使う枠デザインなどは同じものを同じ配置で使うといった方法です。
具体的な例を挙げると、電車の中に貼られている、脱毛サロンのミュゼの広告です。
電車にもよるかもしれませんが、私の場合、ドアのすぐ横のスペースで見かけます。
そのサロンの広告は、毎回キャンペーンや特典の内容・季節に合わせた色、モデルさんのポーズは変わっています。
しかし、よく見ると、そのほかの文字や写真を配置する位置、使われる枠などはほとんど変わっていないことに気がつきます。
主な内容を変え、ほかの飾り部分は変えず(テンプレートは同じにして)、伝える内容を変えることで、それをみたお客さんに「その広告の雰囲気=ミュゼ」と感じてもらいやすくなりますよね。
さらに、伝える内容が変わっても何となくあのサロンの広告だと感覚的にわかってもらいやすくなりますね。
広告の型が同じであれば、内容は違えど同じような雰囲気の広告ができます。
同じような広告に何度も接触することは、単純接触のような効果につながりやすくなるということです。
つまり、デザインのテンプレート(型)を使うことで、単純接触のような効果が期待できるといえます。
いかがでしたか?
少し、わかりにくいご説明で申し訳ないです。
少しでも、単純接触効果の応用について考えるきっかけにしていただけると幸いです。
〜まとめ〜
単純接触効果とは、相手と何度も接触することでよい印象をもってもらいやすくなるという効果のこと
・内容の違うポスターなどで単純接触効果を期待するためには、ポスターのデザインをテンプレート化する
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
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