お客さんの滞在時間を伸ばせ!
★今回はお客さんの滞在時間について★
ショッピングで買い物をする時間が長くなれば、その分、お客さんが出費する金額も増えるといわれます。
そして、お客さんの滞在時間が延びれば、お店側の利益も増える。
つまり、買い物をたくさんしてもらうためには、お店に滞在してもらう時間をできるだけ長くする必要があります。
そのためのポイントは、お客さんに時間の経過を遅く感じてもらうこと。
時間がゆっくり過ぎるように感じてもらえることができれば、ゆっくり商品を選び、より長く滞在してもらえます。
時間が矢のように早く過ぎ去る感覚ならば、目的以外の商品をみる余裕もなく、とにかく早くレジへ向かおうとするはずです。
反対に時間の経過を遅く感じれば、それだけで気持ちも落ち着いて、ゆっくりとお店を回って買い物ができるのではないでしょうか。
お客さんがゆっくりした気持ちで買い物ができれば、緊張がほぐれて気持ちに余裕ができますね。
気持ちに余裕ができれば、他の商品へも目を向けることができて、ついで買いなど購入を新たに検討する商品も出てくることでしょう。
その結果、ショッピングをする時間が長くなります。
反対に、ショッピングをする時間が長くなるからこそ、より多くの商品へ興味を持ってもらえて利益に繋がりやすくなるということもいえますね。
お客さんに時間の経過を遅く感じてもらうためには、赤い色が効果的ですが、赤い色は使い方によって、相手に緊張感やストレスを感じさせてしいます。
そこで、今回は、画像や映像を使うという方法をご紹介します。
画像や映像の中に驚き要素を入れましょう。
驚きの要素とは、現実的なものであり、かつ心理的に壮大さを与えたり、圧倒させたりするもののことです。
例えば、宇宙のなんともいない綺麗な光景や自然のもの、滝や山、イルカやクジラなどです。
できるだけ、それを見た人を良い意味で圧倒させるものがいいです。
壮大なスケールで相手を圧倒させて驚いてもらうことが効果的なのです。
驚きを与えることによって、そのあとの時間の経過を遅く感じさせることができるからです。
ある実験では、現実的で壮大なビデオを見せて驚きを含んだイメージを与えたグループと、
あまり驚きのような要素はなく幸せなイメージを見せたグループを比べたところ
前者の方が時間の経過を遅く感じており、その驚きあるイメージによって幸福度も高くなり、購入の判断や出費に前向きになったという結果もあります。
驚きのイメージがあることで、感覚的に時間の経過が遅くなり、加えて寛容になりやすくなります。
例えば、あなたが旅行のパンフレットや動画作りをするなら、出来るだけその地域の大自然や大きな建物など圧倒されるような場所の写真や映像を使ってみては?
例えば、あなたが自然保護の大切さを説明したいとき、保護すべき自然の生き物や動物、保護しないことによってどれくらい損害になるかを壮大な景色を材料に訴えてみるのも、心理的に圧倒してもらえるひとつの手かもしれません。
例えば、あなたがこだわりの材料を使って作るハンドメイド作家さんなら、その材料の素晴らしさや何をイメージして作っていらっしゃるかなど相手に壮大さを伝える写真をホームページのトップ画面などに使ってみては?
より、そのお店、その場所で長く過ごしてもらうためにぜひ検討材料にしていただけると嬉しいです。
〜まとめ〜
・お客さんの滞在時間を伸ばすと利益も上がりやすい。
・滞在時間を伸ばすには、時間経過を遅く感じてもらうこと。
・遅く感じでもらうには、圧倒させるような驚き要素を入れること
PS...
数年前に東京の渋谷にあるTENQに行きましたが、その中で大きなスクリーンに映された宇宙や宇宙の誕生を表したプロジェクトマッピングには圧倒されました。
たしかに、時間を遅く感じ、感覚が少し変化した気がしました。
ご自身でも圧倒されることを体験してみると、その感じがよりわかって役立てやすいかもしれません。
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
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この内容は、あくまで個人の経験によるものですので、売り上げなどすぐに効果の出る確実な方法などとは捉えないよう、あらかじめご了承ください。
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