お客さんに勝手に宣伝してもらう方法
★今回は、お客さんが勝手に広告してくれる方法★
あなたは、自分がセールスされていることさえも気づかないうちに潜在意識へ広告を受けたことがあるはずです。
勝手に勧誘するツールというものは、実はたくさん存在しています。
街のいたるところで日々行われています。
セールスする側も、される側も、ほとんど自分がしている・受けていることさえ気づかず、自然とそうなっているのです。
電車に乗っているとき、街を歩いているとき、デパートでショッピングを楽しんでいるときなどなど。
いろいろな場面で、ショッピングを楽しむお客さんや通りがかりの人から、たくさんのお店のマークを見せられたことはありませんか?
正確には、「素通りされた」となりますが、あなたも通りすがりでお店のマークを見たことがあると思います。
さて、お店で買い物をしたら、紙袋やエコバッグをもらいますね。
紙袋やエコバックには、お店のロゴが入っているもの・ロゴはなく季節で変わるお店を表すデザイン性の高いものなどさまざまなものがあります。
単なる紙袋・エコバッグですが、実は、それも立派なセールスツールなのです。
今回のポイントは「単純接触効果」です。
〜単純接触効果とは〜
単純接触効果について聞いたことがあるでしょうか?
単純接触効果とは、相手と接触する機会が多ければそれほど、その相手に好意を抱くという心理の法則を言います。
人には、一度しか見たり聞いたりしたことのないものより、何度も目にしたり耳にしたりしてそれと接っする機会が多いものの方が好きになりやすいという傾向があります。
したがって、私たちは、お店に行ったことがなくても、同じお店の紙袋を持った人と何度も会うこと(=紙袋を何度も見ること)でお店とあなたの間に間接的な単純接触効果が起きているのです。
〜あるお店の例と効果の好循環〜
例えば、ディーンデ◯ーカです。
このお店のロゴや店名が入ったエコバッグはお弁当を入れる袋として丁度よいサイズですね。
丁度よいサイズなだけに、通勤中にお弁当箱を入れてそのエコバッグを持っている人を多く見かけませんか?
エコバッグを通して、このお店のロゴやお店を表すマークとよく接触すると、
実際にあなたがお店へ行ったわけでなくとも、そのお店に対して好意的に感じるようになります。
または、よく目につき、多くの人が持っているとわかれば、憧れを抱くほどまでにもなり得ます。
さらに、「このマーク最近よく見るな」と意識されるくらいになれば、同時に「少し気になる存在」へ昇格できます。
人は、多くの情報の中で必要なものを選んで見るようにしているからです。
意識される存在になれば、気になってもらえ、よりその人の目に入りやすい存在となれるからです。
そうなれば、そのお店へ好意をもっと抱くようになり、最終的には、お店へ足を運ぶという行動にもつながります。
加えて、お店に入る前から好印象を持たれているので、何も知らずにお店に入られる場合と比べて購買にもつながりやすいでしょう。
つまり、実際に来店したお客さんに持たせたものによって、それが勝手に宣伝してくれて、なとかつ、お店に来たことのない人の集客にもつながるということです。
しかも、そのエコバッグを通して来店してくれたお客さんは、もともと好印象を持っているので、より購買意欲の高いお客さんともいえます。
このように、お店でお客さんに配るものなど、細部へもずデザインを施すことが重要で、それによる大きな効果も期待できます。
以上のことから、今回私がお伝えしたいことは、2つあります。
①紙袋などのお店からお客さんへ渡すもので、今後もお客さんに使ってもらえそうなものには、持ち歩きたくなるようなデザインをほどこすこと。
②①のデザインの中には、お店を表すもの(店名やロゴ)をわかりやすく入れること。
この2つです。
〜まとめ〜
・単純接触効果によって、お客さんとお店やお店を表すものが接触する回数が多いとお客さんから好意を抱いてもらえる
・お店の単純接触効果として、紙袋やエコバッグなどお客さんがプライベートで使えるものを使う
(そうすれば、一度お店に来たお客さんが、単純接触効果による宣伝をしてくれる機会や可能性ができる)
意外と日常でも戦略を垣間みれますので、注目してみてくださいね。
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
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この内容は、あくまで個人の経験によるものですので、売り上げなどすぐに効果の出る確実な方法などとは捉えないよう、あらかじめご了承ください。
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