飛行機の歌舞伎
先日、飛行機に乗る機会がありました。
飛行機の出発には機内説明がありますね。
航空会社や乗る飛行機の便によってキャビンアテンダントの方が説明してくれたり、説明動画を観たり。
今回は動画(安全ビデオ)でした。
ただ、いつもと大きく違うのです。
いつもより色鮮やかで、テンポもよくて。
とくに、はじまったときには、何がはじまるんだろうとワクワクしました。
そして、内容に魅入ってしまいました。
4分14秒の動画を隅から隅まで、一瞬も見逃したくなくて、じーっと観ていました。
どんな内容だったかというと、主に歌舞伎の格好をした役者さんや黒子さんが機内説明の内容に沿って、動きのある演技をしているというもの。
その内容には、浮世絵風のイラストも含まれており、ものすごく完成度の高いものだと感じました。
ただただ、粋で感動しました。
大げさかもしれませんが、もし海外のお客さんがいたら
「日本てすごいだろ?」と自慢したくなるような気持ち。
オリンピックを意識してのことかもしれませんが、もう一度みたくてYouTubeや航空会社のコーポレーページで動画を探したほどです。
この安全ビデオは、安全に関する内容確実に伝えるとともに、わかりやすく興味をもって観てもらえるようにとの想いから作られたようです。
動画を観て、その意図が強く伝わってきました。
この安全ビデオと同じように、観てもらうための第一歩として興味をひくという仕掛けが大切になります。
そして、その仕掛けはエンターテイメント性のある要素も有効なのです。
むしろエンタメであれば、その内容に物語を感じやすくなるので、普通に説明されるよりも興味を持ってもらいやすくなりますよね。
これは、ストーリーブランディングとも関連のあることですが、
ストーリーの「人の心を動かす力」を借りるとぐっと興味をひくことができます。
硬く考えて、内容によい意味でのスキがなくなったり
伝える内容を考えると文章で伝えるべきものだと思ったり。
そのような場合でも、一度、色メガネを外して、エンタメのような違う方向からのアプローチを考えてみると
ぐっと興味深いものへ変身させることができるはずです。
視点を変える×エンタメ要素
とくに視点の移動は、その世界に浸かっているほど難しくなるものではあると思いますが
日々練習しながら、楽しく挑んでいきましょう。
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
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この内容は、あくまで個人の経験によるものですので、売り上げなどすぐに効果の出る確実な方法などとは捉えないよう、あらかじめご了承ください。
抹本