透明パッケージの怖い話


★今回は、透明なパッケージの危険性について★

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透明ということで、ほかと比べて、商品選択においてマイナスポイントをつくってしまう場合があるということはご存知ですか?

 

 

どのようなクッキーが入っているか

どのような形のチョコレートが入っているのか

どれくらいのサイズなのか

 


など、一目瞭然でわかりやすい透明のパッケージ。

 

 

透明なパッケージは、中に入っているものの様子がよくわかり購入しやすい印象ですし、おまけに経費の削減にもつなげられて良心的なパッケージだと思いませんか?


ただ、透明というが逆に売上に関してよくない効果を引き起こしかねません。

 

透明なパッケージを考えるときには、よ〜く注意しなければならないのです。

 

 

〜透明パッケージは敏感〜

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透明なパッケージは敏感なのです。

 


どのような意味かというと、透明なパッケージに入った商品は、その周りの環境の影響を受けやすいということ。

 


もっというと、商品の陳列環境が清潔でれば良いのですが、汚れているとその汚れた印象が透明パッケージの中の製品へと響くのです。


店内の明るさも影響を与える原因となりがちです。


店内が薄暗かったり、掃除が綺麗にされていなかったり、古く色あせた展開に透明なパッケージ入りの商品は、汚い環境がその商品へ移っているような印象を与えやすいです。

 

 

もちろん色やイラストでデザインな施されて透明でないパッケージでも同じようなあまり良くない印象を与えることがあるでしょう。


ただ、透明なパッケージは良くない印象の影響を非常に受けやすく敏感なパッケージなのです。

 

 

それは、あなたや私が商品を買うときも同じです。

しなし、そのようなことを意識したことなんてほとんどないですよね。

 

 

実は、ここが大きなポイントで、透明パッケージへお客さんが抱く印象の変化は潜在意識の中で行われていることなのです。

 


透明な包装を使う場合、パッケージの作り手も陳列するスタッフさんも自身でなにかを感じていると意識ではほとんどわかりません。


意識では気づきにくいのです。


だからこそ、透明パッケージにはよく注意する必要があります。

 


お客さん本人が、感じていないと思っていても、パッケージの置かれた環境がよくなければお客さんの脳に不快感や違和感を与えてしまうことに......


そうなれば、お客さんが商品を手に取る確率が下がるため、透明なパッケージを考える場合は、よ〜く注意していただきたいのです。

 

 

〜透明パッケージを使いたいときは〜

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商品を陳列されている環境が綺麗であればそこまで神経質になることはないでしょう。

したがって、綺麗で清潔な印象を与えることが重要になります。

 


しかし、どうしてもお店の環境や管理の状態に差のでてしまう店舗もあると思います。


責任者の方針によって店舗の環境が大きく変わるコンビニなどもその一つではないでしょうか。


※コンビニの環境がよくないというのではなく、管理体制によって環境が必ずしも一定ではないと場合もあると思っていただけると嬉しいです。

実際に私がよく使うチェーンお店はそのお店で大きく様子が異なりますし、とても綺麗な店舗もたくさんあります。

 

そのような場所に陳列する商品で、中身の見えるパッケージをと考える場合には半透明の包装がよいでしょう。


透明ではないので、中身の視認性は少し落ちるかもしれませんが、周囲の環境にと商品の印象のつながりを薄めることができます。

 


あなたが思っている以上に、透明パッケージは周囲の環境の影響を受けやすいです。

 


ぜひ中身が見えるパッケージをお考えの場合は、店舗の環境についても合わせて考えてみてください。

 

 

〜まとめ〜

・透明のパッケージは、店内の環境や陳列された環境の影響を受けやすい

・店内環境によってお客さんが商品へ持つイメージは無意識でのこと

・中身が見えるパッケージを考えるときは、店内環境や半透明パッケージについても検討してみる

 

 

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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

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