レジへ向かう心の動きが起きるまで

 

4つ前の記事で、ストーリーの話をささていただきました。

 


そのときは、ストーリーが人の心を動かす力を借りて興味をひく...という内容でした。

 


歌舞伎の顔のイラストが目印です。

 

 

 

さて、今日はそのときお話した「ストーリーがもつ人の心を動かす力」について書いていきたいと思います。

 


ストーリーとは物語のことですが、人は行動を起こすときは感じたときですよね。

 


人が行動に起こすということを冷静になって論理的に考えて

正しいことは正しいとか

良質なものは良いものであるとか

きちんと伝われば、人は行動に移してくれる。

 


そう言えそうですし、実際に良いものですといって販売促進をされている商品もたくさんあります。

 

 

 

ここで一つご注意。

良質なことをアピールするのが悪いといっているのではありません。

アピールしてもらえなければ、私たちはその商品の良さに気づけず、購入の検討候補としてすら考えることができないですから。

 


むしろ、どれくらい良い商品かをアピールしていただいた方が、同じ分野のものでもどの商品にしようか検討しやすいのでありがたいですね。

 


ただ、ここで強くお話したいことは、商品が良質だと理解されたからといって必ずしも人は行動に移すものとは限らないです。

 


なぜなら、頭と心は別べつだからです。

 


頭で理解しても、心はその気にならないことだってありますよね。

 


頭では「こんな高カロリーなデザートを食べたら太るから食べてはいけないんだ」と思いつつも

 


心では「あ〜あの甘さ、いったいどんなに濃厚で美味しいだろうか。食べてみたい」と思うこともあるはずです。

 

 

 

勉強しないといけないとわかっていても、やる気がでなくて机に向かえない

 


というのもよい例ですね。

 


このように、頭でわかっていても心が動いてくれなければ実際の行動は起こりにくいものです。

 


反対に、心を動かすことさえできれば行動を起こしてもらえるということでもあります。

 

 

 

感情を突き動かして、行動を起こしてもらうことがポイントですね。

 

 

 

そこで心を動かすためのスイッチとしてストーリー性を感じさせられる仕掛けを作るのです。

 

 

 

商品でいうと、お客さんに購入という行動を起こしてもらうために物語を交えた伝え方をするのです。

 

 

 

私の場合、物語を交えるためにイラストを使います。

 


イラストなら、文字よりもパッと見でわかってもらいやすいですし、

文字に比べて内容をさっと理解してもらいやすいので

 


文字よりも興味をもってもらいやすくなると感じているからです。

 


イラストといっても、ただそれを表すものよりはドラマを感じさせるようなものの方がおすすめです。

 

 

 

例えば、りんご。

 


りんごについてアピールするとき、丸くて赤いキズのないりんごを書くより

かじられた赤いりんごや傷ついたりんごを描きます。

 


その方が、りんごに何かが起きたと感じてもらえるからです。

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りんごに動きを与えることで、その背景について想像してもらえます。

 


背景を想像してもらえると、エピソードを感じてもらいやすくなりますよね。

 


単に丸いりんごの絵をみたときと、

かじられて一部欠けたりんごの絵をみたときでは、感じることや考えることが変わるでしょう。

 

 

 

ちなみに、かじられたりんごの近くに倒れた人の影が描かれているとどうでしょう?

 


もうそれはイラストを超えて、物語を語る紙芝居になりますよね。

(わかりにくい例え話でしたらごめんなさい)

 


このように、動きのあるイラストを描くことで

注目を集めつつストーリーを感じさせることができます。

 


ストーリーを感じてもらえれば、心を動かし、行動に移してもらえます。

 

 

 

あなたは、いつも言葉で伝えているなら、その言葉の一部でもいいのでイラストで伝えてみては?

 

 

 

 


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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

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この内容は、あくまで個人の経験によるものですので、売り上げなどすぐに効果の出る確実な方法などとは捉えないよう、あらかじめご了承ください。

 

 

 

 

 

 


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