商品に興味がない人買う気がない人に振り向いてもらうには
商品に興味がない人や買う気がない人にも方法によっては興味を持ってもらえます。
そのためにはお客さんに商品を自分ごととして考えてもらう必要があります。
今日は自分ごととして捉えてもらうためにどうすればよいかお話させていただきますね。
〈もくじ〉
①テレビショッピングで使われる人の行動心理学
②自分ことに考えてもらうデザインへ
◾️①テレビショッピングで使われる人の行動心理学
今日、5月12日は、母の日でしたね!
GWはじめ頃のタイミングから今日までテレビショッピングでは、バッグやポーチや日傘などさまざまな女性用の商品の販売にとくに力を入れられていたことだと思います。
商品の色展開も複数で、赤色、黄色緑、グレー、ブラウン、キャメルなど買う気がなくてもちょっとでもいいなという気持ちになってしまいそうなカラーがよく紹介されています。
さて、なぜはじめにテレビショッピングの話をさせていただいたかというと、テレビショッピングの要素がデザインに役立てられるからなんです。
カラーや商品展開数についてです。
テレビショッピングの関係者の中では「商品を5色展開にすれば売れる」という話があります。
それは、5色が、好きな色を考えるときに丁度よい数だからです。
商品を買う気がなくても、テレビショッピングを見ているとなんとなく「私だったらこの色にするかな」と思っていきます。
すると、はじめは全くほしいものでもなかったのに、だんだん欲しくなってくるのです。
はじめは、「もしも買うなら」という仮説が、徐々に「これがいい」とショッピングに参加してくれるわけです。
商品を検討するなかで、3色では、少なすぎてその3色の中で、お客さんにとって好きな色がない場合があります。
反対に多めの色展開にして7色では、お客さんの好きな色がある可能性が高いですが、色数が多すぎて悩み、どの色にしようか決められずに購入に至らないケースになりやすい。
その間の5色であれば、お客さんの好みのカラーを提案できる可能性も高まり、実際に商品を選ぶには程よい数なのです。
つまり、仮定で検討してもらい、次第に自分ごととして考えてもらうために5色が丁度よいのです。
5色は、ターゲットとなるお客さんに合わせて赤や黄色、緑といった鮮やかで比較的目立つ色とベージュやブラウンなど似たような色、または目立つ色の類似色を入れるとよいでしょう。
ちなみに、場合によってはお客さんの多彩な好みに対応できるように全く違う色の展開をしたり、
明度違いや類似色のみで展開することもありますので、ターゲットとなるお客さんの好みに合わせることが一番ですね。
◾️②自分ことに考えてもらうデザインへ
さて、このテレビショッピングのテクニックをデザインで使うなら、どんなときか?
私は、よく「私なら...を徐々に自分ごととして捉えてもらう」を利用しています。
例えば、商品紹介の卓上メニューを制作させていただいたときは、どの商品を選ぶかステップ方式を使いました。
ステップ1で、どのジャンルに興味があるかをきき
ステップ2で、そのジャンルの中でさらにその時の気分を聞いてそこから商品群を絞ってもらい
ステップ3で、健康効果別に案内してひとつの商品にたどり着いてもらう
という流れです。
"なんとなく参加"してもらうためにはステップ方式がおすすめです。
あなたか"自分ごと"として考えたときはどんなときでしたか?
それを思いだせば、ほかにもヒントが見つけられそうです。
あなたの経験をヒントにもっと幅広く使える方法があれば、ぜひお教えください。
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
この内容は、あくまで個人の経験によるものですので、売り上げなどすぐに効果の出る確実な方法などとは捉えないよう、あらかじめご了承ください。
抹本