人には価値を感じるスイッチがある


★今回は、価値を高く感じてもらえる方法のお話★

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同じ商品でも、伝え方や見た目によって大きくその価値が変わりますよね。

 


「デザインひとつでかわる」とはまさにこのこと。


でも、ひとつ思うことがあります。

 

なにもデザインという1選手だけで変えなければならないというわけではなく、その周りにある他の選手と協力して価値をあげることもできると。


デザインを変えるだけで価値を高める場合もあれば、デザインとなにかをつなげて結果的に価値を高めて買ってもらうこともできるのです。

 


今回は、後者に焦点を当てながら価値の高まるスイッチについてお話させていただきたいと思います。

 

 

〜デザインはひとりじゃない〜

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デザインの種類はさまざまです。


チラシやポスターのようなお客さんに情報を伝える目的のツールでさえ、目的は色々ありますよね。


目的別に数えて枝分かれした図を書くとすると、結構大きな用紙が必要になると思います。

 


さて、その中でも、デザインだけでは成り立たないものもあります。


それを代表するものがPOPです。

特に商品付近に配置するPOP。

 


商品の近くに設置されるPOPは商品のパッケージなどのデザインと協力して売り上げアップを図ってくれます。

 


POPひとつ、商品と関係のない場所にあるよりも、店内で商品が並べられている近くにPOPを置くことで

お客さんからするとPOPの情報がより興味深いものになります。

 

ですから、上記のような商品を説明したりおすすめしたりする内容のPOPは商品と協力して売り上げを上げてくれるものと言えるのです

 

ちなみに、その効力がとても大きくなるためにはこれからお伝えすることをぜひ参考にしてみてください。

 

 

〜人が価値を高く感じるスイッチ〜

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POPは(商品説明や推薦をした内容のもの)、商品と協力して売り上げアップを実現してくれるでしょう。


でも、単にそこに商品情報などがあるだけではあまり大きな効果を期待できそうにありません。

 


その際、なにを記載すればよいのでしょう。


実は、効力をより発揮できる方法があるのです。

 

 

それは、お客さんに商品と接触してもらうこと。

 

商品のPOPをつくるときは、お客さんに商品を触ってもらったり、商品を持ったりしてもらえるような内容にしてみてください。

 

なぜなら、人は商品に触ることによってそれを所有している気分が高まり、同時にその商品への価値を高く感じるからです。

 


「それ、本当?そんな簡単に...」と思われるかもしれません。

私もそれを知ったときはそう思いましたが、海外のマーケティングに関わる教授たちの実験によって確認されたことなのです。

 


しかも、自分がその商品を所有している状態やその気持ちなどを想像すれば、その作用が高まるとも言われています。

 

 

〜POPは触れてもらえるような内容に〜

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ここまでお話させていただいたことを考慮してPOPをつくるとするなら、POPには商品に触れるよう説得する内容を含めると売り上げにつながりやすいことがわかると思います。

 

 

「この感触を体感しないと損」と書いた背景に気持ちよさそうな人の写真や、気持ち良さそうな、もふもふとしたイメージイラストを載せたり。

 


試食、試供品のようなテスターがある商品の場合はぜひそれを使ってもらえるような文言を入れつつ、それを使うことでどのよになるか、お客さんがそれを使った自分を想像するような内容を入れるとよいでしょう。

 

 

また、お客さんが気軽にスタッフさんへ「試したい」と言い出せるような内容にすることもおすすめです。

 


これについては、あなたの日常でも結構出会うことのある光景があると思います。

 

例えば、

車の試乗。

アロマオイルを焚いている店内。

 

家具ショップなどで、リビングルームやベッドルーム、寝室など、組み立てられて自由に座って体験できる売り場など。

 

 

さまざまな場所で私たちが商品を購入した後のことを想像させる要素がありますね。

 

デザインでも、商品と二人三脚となってそれを促すことができるのです。

 

 

〜まとめ〜

人は、商品を触ったり持ったりすることで、商品を所有している気持ちが高まると同時にその価値をより高く感じる。

加えて、自分のものになったことを想像することによってそれらの作用が高まる。

 

 

 

 

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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 


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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

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