顔は割合で使う
人の顔をデザインで使う時にどのようにしたら、効果的なのでしょう?
★今回は、人の写真を効果的に使うたのお話★
〜フェース率を基準にする〜
顔写真を使うにあたって、フェース率という言葉があります。
フェース率とは、写真や画像全体に対して顔が占める割合のことです。
・顔だけが載っている
→フェース率1(フェース率が高い)
・画像全体に対して顔と体がそれぞれ同じくらい載っている
→フェース率0.5
・顔が載っていないもの
→フェース率0
といった具合です。
※画像に写る顔(頭の最上〜アゴ)の長さを画像に写る体の長さで割ったものがフェース率となります。
このフェース率を基準に考えると、人の写真画像を使ったデザインを進めやすくなります。
〜フェース率と与える印象〜
うえでご紹介したフェース率についてご理解いただけましたでしょうか?
ここからは、フェース率とそれに伴って与える印象についてお話させていただきます。
◆フェース率 高◆
まず、フェース率が高い画像から。
フェース率が高いというのは、フェース率がより1に近いもののことを指します。
フェース率が高いと、人の知的さや性格がより強調された印象を与えるという傾向があります。
賢そうな人は、より知的にみえますし、キリっとした感じの人はよりキリリとした感じを与え、優しそうな人は一層柔らかく優しそうな印象を与えるのです。
また、画面のや用紙サイズが大きいほどフェース率の高い画像がその顔から与える印象は強調されます。
◆フェース率 低◆
次にフェース率が低い画像です。
こちらは、フェース率の高い場合とは反対。
フェース率の低いがあは、顔がピックアップされているというより体のほかの部分も写っているため、人の肉体的なものがより強く表れます。
画像全体の印象は、筋肉痛な人は筋肉が強調されますし、スタイルのよい人が写っていればスタイルの良さがより際立つでしょう。
また、体の写る部分が増えるため、何かポーズを取った場合はそのポーズが印象的にうつりやすくなります。
こちらの2枚の写真を比べてみましょう。
A
B
AとBを比べると、
フェース率の高いAの方がよりその人の真剣さや穏やかな感じが印象に残り、
フェース率の低いBの方がよりヨガという印象が強調それているように感じませ?か?
〜デザインで使う工夫〜
人の写真を使うとき、まず考えていただきたいのが、何を表したいか・どんな印象を与えるべきかということ。
企業の柔らかな印象を伝えたり、優しさを表したいなら、フェース率を高くしてみてください。
優しい顔を大きく載せたなら、より優しさをアピールできるでしょう。
ダイエットやスタイルアップ、筋肉、運動など肉体的なものや体の特徴に注目してほしいとき事柄を伝えたいなら、フェース率を低くしてみてください。
よくある「ジムに通ってこんな体になりました」と伝える広告やCMでは体全体を写されていますよね。
あなたから、体の変化や結果を表したいから当たり前だよという声が聞こえてくるかもしれませんが、
これも、このフェース率について言えることなのです。
それを見ると自然と、体に注目してしまいますよね。
〜まとめ〜
・画像のフェース率で与える印象が変わる
・顔の印象を大きくアピールしたいとき
→フェース率の高い画像を使う
大きな顔(フェース率が高い)の場合は、顔から受ける印象がより強調されるため
・体の特徴を大きくアピールしたいとき
→フェース率の低い画像を使う
顔のみならず体も画像に入っていると、体の特徴が強調されるため
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