記憶に残るデザイン
記憶に残るデザインはお客さんを呼ぶことができます。
★今回は、記憶に残すデザインについて★
こんな風に思ったことはありませんか?
または、似たような経験はないでしょうか?
「このポーチ売りたいな。景品でもらってまだ使ってないけど、これからも使いそうにないし。
でも、買取のお店にいっても100円もなりそうにないし。
どうせなら価格は自分で決めたい!
そういえば、フリーマーケットのサービス、CMで見たなあ。ちょっと調べてみるか」
と、いったかんじのこと。
上記から何がお伝えしたいかというと、人の記憶に残っていることは強く
記憶に残すことができれば、その売上に貢献できるということ。
では、記憶に残すためには何があればよいのでしょうか?
〜記憶に残りやすいデザインとは〜
まず、記憶には3段階あります。
①感覚的な記憶
感覚(感じた)情報を一瞬だけ覚えるという記憶。
②短期記憶
①の中で意味のあるものだと選ばれた記憶。20秒ほど経てば忘れてしまう。
数字なら7桁前後。
③長期記憶
②の中でさらに意味のあるものはこの長期記憶に移動される。
なかなか忘れない記憶。
③の記憶ほど忘れにくい記憶となります。
つまり、覚えてもらえるようにするためには、長期記憶に入れてもらえる情報にすることがポイントなのです。
どのようなものが長期記憶に残されやすいかというと、効果的だと言われているものがイメージです。
伝えたい情報をイメージとして捉えてもらえたなら、人の記憶を短期記憶から長期記憶へと移動してもらいやすいのです。
噛み砕いてみていくも、どのようなデザインが記憶に残りやすいのか少しずつ見えてきましたね。
あなたが作ったデザインをお客さんの頭の中でイメージ化してもらうことができれば、お客さんの記憶に残りやすくなります。
これについてわかったところで、これからお客さんにイメージをつくってもらいやすくする工夫についてお話していきましょう。
〜イメージ情報と捉えてもらう工夫〜
みたものをイメージとして捉えてもいやすいものはいくつかあります。
色やキャッチコピー、形、フレーズなど...
その中でも今回は色と形についてお伝えします。
◆色◆
色は形よりも記憶に残りやすいです。
企業やお店のマークを考えてみてください。
どのような形だったか思い出せなくても、色であればなんとなく思い出せませんか?
ピンクと白の組み合わせだったなとか、水色の文字だったなとか...
また、色には、それぞれの色に対して暑さや寒さ、優しさ、高貴、明るさなどのイメージがありますよね。
このように色は、記憶に残りやすく、与えたいイメージを作りやすいという特徴があります。
もしあなたがデザインでかわいらしい雰囲気を作りたいなら
パステルカラーのようなライトトーンやペールトーン(明度の高く淡め)の色を使いとかんたんに作りたい雰囲気ができ上がるでしょう。
お客さんにイメージ化をしてもらうとき、色を使うのであれば、色に対して持たれる一般的なイメージを調べてそれに沿って使ってみてくださいね。
◆形◆
形といっても、この場合はキャラクターのような特徴あるものが特に効果的です。
記憶は、単にそれをみて覚える場合もありますが、特に知らないものはその人のこれまでの経験と結びつけて覚えられることが多いです。
したがって、記憶は、何か関連性のあるものと結びつけることで覚えやすくなります。
つまり、関連性のあるキャラクターやそれらしい形を使うのです。
このことを念頭において、イメージしてもらうことを考えてみると...
たとえば、ハンドメイドのアクセサリーを販売するイベントポスターを作るとします。
このような場合は、ぜひハンドメイドを感じさせる形を使うとよいでしょう。
人の手が作業しているような形やペンチやハサミを表す形など。
イラストでもよいでしょう。
ただ、ペンチやハサミのような形はよく見かける形なので、単なるイラストというよりは少し変化のあるものの方が印象に残りやすくなります。
どのような形を使うか、ぜひ他人の目になって選んでみてくださいね。
形だけ型取って特徴的な色(枠だけ色をつけたり、グラデーションで塗りつぶすなど)をつける方法などを試してみてみるのも一つの手です。
(企業をアピールしたい場合は、特徴的なキャラクターを作って載せるとより効果的)
いかがでしたでしょうか。
記憶に残りやすいものなら、お客さんから思い出してもらえる機会も増えます。
忘れられてしまっては、その商品やサービスなどをお客さんから意識してもらえるチャンスが減ってしまいますよね。
だからこそ、記憶に残りやすいものには、今すぐの売上でなくとも後々の売上につながる可能性がおおいにあります。
すぐに忘れられるのではなく、思い出してもらえるデザインを作っていきましょう!
〜まとめ〜
・記憶に残りやすくするためには、情報を長期記憶へ移動してもらう必要がある
・内容をお客さんの中でイメージをつくってもらえると長期記憶へ移動してもらいやすい
・イメージづくりには、色と形がポイント
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本