印象が買い物させる?
★今回は、お客さんに無料で配るプレゼントと脳の選択判断について★
ノベルティ(プレゼント)のような無料でお客さんに配るもの。
あなたは、そういったものを配ったりおまけとしてプラスαで何かを一緒に贈るとき、あなたを表すロゴや名前はつけていますか?
メーカーや企業からお客さんへ贈る場合はよくロゴなど載せられていると思いますが、
あなたが何かを販売している場合やサービスを展開しているのなら、規模に関係なくぜひあなたを表すマーク(ロゴなど)をつけていただきたいです。
〜個人的な販売でもマークをつける〜
ノベルティといえば、ティッシュや試飲缶、ハガキなどが思いつきますが、ハンドメイド作家さんが商品に同封するちょっとしたカードやおまけなども含んでお考えいただけると嬉しいです。
企業で配るノベルティやティッシュなどにはたいてい自分たちのロゴや名前を入れていると思います。
あなたも街で歩いているときにもらったり、あるいは商品案内や手紙が自宅のポストに届いたときに同封されていたり、これまで何かしら無料で得たプレゼントがありませんか?
ただ、あなたが何か個人的に販売している場合もできるだけおまけのプレゼントにあなたのマークを入れることをおすすめします。
なにも必ず印字しなければならないというわけではありません。
印字が難しければシールを貼ったり、手書きでもよいのです。
〜なぜロゴが必要か〜
では、なぜロゴが必要なのでしょう。
・あなたのマークを覚えてもらうため
・広く知れ渡らせるため
このような理由が思いつきますね。
どちらも正解ですし、ほかにもたくさんの答えがあることでしょう。
ただ、ロゴをつけることは、単に「表す」というためだけではありません。
実は、ノベルティなどにロゴをつけることは、その後お客さんの商品選択へ与える大きな影響につながるのです。
なぜなら、ノベルティのような無料のプレゼントについているロゴやマークは、プレゼントをもらったときの気持ちその印象と一緒にロゴやマークを記憶することになるからです。
少し話の内容がややこしく感じますね。
ここから、脳の関係について一緒にお伝えしていきます。
〜ブランドのマークと脳のつながり〜
何かをしてもらったり配られたり、プレゼントされたり。
そのようにして快い気持ちとなった経験・よい印象はブランド(ロゴマーク)のイメージへそのまま結びつきます。
ブランドが発信するメッセージの威力を調べる実験では、約40のブランドのうち被験者から気に入ったと言われたものは、実験中に被験者へ画像やメッセージによって肯定的なイメージを与えたものの方でした。
(実験では肯定的イメージのほか、否定的なイメージを与える画像と、何も施していない単なる画像を一緒に見せていた)
しかも、被験者はどのブランドがどのようなイメージ画像だったかを覚えていませんでした。
選んだ本人はブランドを選んだ理由はわからなかったにもかかわらず、イメージのよい方を選んだのです。
つまり、本人が意識していなくても、ブランドに対する何らかのよいイメージがあれば、気に入ってもらえる・選んでもらえる可能性がぐっと上がるといえます。
お客さんがそのブランドの商品やサービスへ満足している場合、お客さんはロゴをみると、意識するしないに関係なくそのときの気持ちやイメージを一緒に思い出します。
したがって、ロゴマークのようなブランドを示すものを入れることは、ブランドを通したよい記憶や気持ちを思い出してもらえる近道ともなるのです。
これまで顧客サービスに力を入れてきた場合なら、お客さんには一度感じたよいイメージの掘り起こしにつながるでしょう。
これからお客さんによいイメージをつけてもらう場合なら、ロゴやマークをつけたプレゼントを渡すときには、よりよい印象につなげられるようにしましょう。
よい印象があれば、「お客さん自身が意識していなくても商品を選んでもらえる」ことへつながります。
そして、それはあなたの売上につながります。
とくに同じような商品が多いカテゴリーでは、お客さんが商品選びに迷った際など、ブランドのマークやロゴを目にすると、自然とそれに手が伸びるのです。
本当にそのようになればこの上なく嬉しいことですね。
しかも、一度よい印象がつけば、その後悪い情報が入ってきても、そうかんたんには、はじめの印象は覆らない研究結果もあります。
ただ、はじめに悪い印象ついたら、よい印象は変わりにくいことと同じようにその印象を変えるまで相当な時間や労力を必要としますので、注意しましょう。
〜まとめ〜
・ブランドマークは必ず入れるべし
・よいイメージがあればマークをみただけでその印象や快い気持ちなどが思い起こされやすい
・よい印象があれば、本人が意識したわけでなくても選んでもらえる可能性があがる
・最初のイメージは、その後の追加情報があっても変わりにくい
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本