②無料魔力

 

無料などお得さをアピールするときどのようにデザインしていますか?

f:id:design_no_kagakusiki:20190629154640j:image
★今回は、お得アピールをあえてしない方がよいものについて★


「私は長文を読んでる時間なんてないんだ!」という方は、ぜひ結論だけでも参考にしてみていただけると幸いです。

 

ですから、まずは結論からお伝えしますね。


【結論】お客さんが相手のために商品を選ぶ場合、価格については触れないようにする

 

 

〜「無料・お得」を避けた方がよい場合の事実〜

前回、無料にまさるものはなく、アピールできるならした方がよいとお伝えしました。

 


加えて、その一方で、ものによってはあえてお得さをアピールしない方がよいものもあるということもお話させたいただきました。

※前回の記事はこちらからお読みいただけます↓

①無料魔力 - OLから転身!グラフィックデザイン×科学で欲しいをつくる現役デザイナーのブログ

 

では、それは、それぞれどのような場合なのでしょうか。

具体的にお話させていただきますね。

 


まず、お得さをアピールした方がよいのは、お客さんが自分のために買い物をする場合です。

 


たとえば、スーパーのお買い物やドラッグストアでのお買い物、洋服など。

 

ときには、訪問営業や訪問販売でお客さん自身のためになる商品もあると思います。

これについては、サプリメントとか栄養ドリンクとか。

 

このようなものが、無料・お得さをアピールした方がよいものにあたります。

(お得感を伝えるタイミングはさまざまなですが)

 

 

一方、無理・お得さをアピールしない方がよいのは、お客さんが自分以外の人への商品を選ぶ場合です。

 

たとえば、母の日や父の日のプレゼント、バレンタインやホワイトデー、クリスマスの贈り物や記念日の贈り物などです。

f:id:design_no_kagakusiki:20190629152751j:image

とにかく、商品を使う人が購入者でないときです。

 

なかには例外もあると思いますが、ざっくりと大きくわけるとこのような具合です。

 

お客さんが自分のために購入するものに対しては、無料・お得をアピールする。

 

お客さんが、ほかの人のために購入するものに対しては、アピールしない。

 

この2点を覚えていてくださいね。

 

 

〜なぜアピールしない方がよいのか〜

ここまで読んでくださったあなたは、きっと「なぜか?」「みんな無料とかお得な方が嬉しいやんか!」と考えると思います。


やっぱり私も同じようなことを考えてましたから。

 

ですがそこには、なるほどな!と思える理由がありましたので、それについても一緒に共有させていただきますね。

 

 

まず、一言でお伝えすると、思いやりなの感情と利己的な感情は相反するものだからです。

 

自分が食べるものや使うものは、できるたけ高額なものは避けたいですよね。

高額なものでも値下げされているものの方がうれしいものではないでしょうか。

 

しかし、大切な相手へなにかを贈る場合、少々値段がはっても購入する方が多いと思います。

 

女性へお菓子やダイヤモンドのネックレスをプレゼントするときに、わざわざセール品を贈りたいなどとはあまり思わないですよね?

f:id:design_no_kagakusiki:20190629152905j:image

 

また、男性へ時計やネクタイを贈ろうとするときも、セールになっているものや格安などとアピールされていあるものはあまり選ばないのではないでしょうか。

 

ちょうど、前もって決めていた品がお得になっているときなどは別ですが、

 

恐らく、とても大切な人へのプレゼントでセール品をあえて選ぼうとするのは、ときと場合にもよるかもしれませんが、多くはないはずですよね。

 

むしろ、せっかくだからもう少しいいものを渡したいとか、もう少し高値がいいとか思うはず。

 

相手によっては少し見栄を張ったりすることもあるかもしれませんね。

 

 

つまり、自分のものを買うときはお得の方が嬉しいですが、それは「無料・お得さ」と「利己心」との相性がよいからであって、

 

 

相手のことを想って特別に商品を購入するときは「無料・お得さ」と「相手への思いやり(感情)」との相性が悪く、むしろお客さんの購入意欲を下げてしまいかねないのです。

 

お客さんの感情に訴えかけて購入してもらう商品では、お得さの演出を慎重に行ってください。

 

〜まとめ〜

  1. お客さんが自分のための普段の買い物ではお得感をアピールした方がよい。

     

  2. お客さんが相手のプレゼントなので商品を選ぶときは、お得感はあえてアピールしない方がよい。

 

 

 

✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

#デザイン

#表示

#記事

#右脳と左脳

#視界の先に

#科学

#デザインで付加価値をつける

#売上を上げる

 

 

 

この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

抹本