①無料魔力


あなたはいつもどのようなお茶を買っていますか?

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(これはなんの絵でしょう)

 

こだわりがないとき、

別になんのお茶でもいいとき、

どのような基準で選んでいますか?

 


私は値段と健康効果を天秤にかけながら選ぶことが多いです。


あなたはどうでしょうか。

 

★今回は、無料というパワーワードについて★


〜選ばれるために〜

先日、スーパーに買い物に行ったとき、これは一体なんのためにつけられた景品だろうかと考えたものがありました。

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(先ほどの絵の詳細です)

 

ストラップの景品です。

 

コラボレーションして作られたグッズのようだったので、広告の意味が強いでしょう。


ただ、ほかの意味もありそうな気がしてなりませんでした。

 


そんなとき、ハッと気づいたことがありました。

 

 

お茶についているグッズは付属品。

つまり「無料」だということです。

 

無料。つまり0円。

0円より低いものはありません。


私たちは、なに一つ失う必要がなくただただそれを得ることができるのです。

 

ここに、商品を選んでもらえるヒントがありました。

 

 

〜「無料」の魔力〜

言葉のあやで「無料ほど高いものはない」とよく言われますよね。

 

無料の内容にもよりますが、ときに、無料であるものはその形を変えて、あなたや私にキバをむいてくる場合があるからです。

 

ただ、そうわかっていても「無料」という言葉は、ものすごく惹きつけられるワードですよね。

 

 

実際に、高級で普段なら手が届かない程の高額なチョコKを半額にしたものと、

 

全く高級でなく本当にどこでも手に入れられるほどのチョコBを無料で販売した実験では、

 

無料で提供されたBが圧倒的に人気だという実験結果もあります。

 

 

いくら無料とはいえ、徳を考えると大特価であるチョコKの方が理にかなった選択になるはずなのに、とても多くのお客さんからは無料のチョコBが選ばれました。

 

 

このような結果となった理由は、私たちの脳が出費による損失を嫌うからだとされています。

 

つまり、無料なものが提示されると、自分は失うものなく徳できるというところに焦点がおかれるんですね。

 

 

これだけ、無料のパワーは私たちを惹きつける効果があるのです。

 

ある意味、無料という武器でどれくらい惹きつけららるかのゲームですね。

 

〜無料をデザインで使う〜

こんなにすごい力を持つものは、しっかりアピールするべきものです。


とくに無料だということを含めて告知するものについては

無料ということをデザイン中でアピールするだけでもお客さんの関心を惹きつけることになるでしょう。

 


最初にお伝えした、お茶の景品。

あれは、景品に記された会社の名前のアピールという意味がもちろんあったと思います。

 


しかし、それと同時に、

「無料で景品がついてる。なにかわからないけど、ついてるし、値段変わんないしこっちにするか」

と思って手にするお客さんを狙っていたのではないでしょうか。

 


ただ、「無料」を入れない方がよい場合もあります。

無料と入れることによってお客さんの購買意欲が下がってしまう場合があるんです。

 

 

それを知らずに、なにに対しても大きく無料アピールをしてしまってはせっかくの施策も意味をなさないものになりかねません。

 

 

今回は少し長くなったので、それについては次回お話させていただきます。


今回は、まず無料の力の強さをおわかりいただけたらいいなと思います。


ぜひ、次回も目をお通しくださいね。

 


〜まとめ〜

無料は、どのような値引きにもまさる。

 


PS.

ロールプレイングゲームでは敵との闘いで、攻撃を効果抜群なものにするために、アイテムが必要だったり、レベルアップの時間が必要だったりと失うものがありますね。

スマートフォンのゲームではそれが課金でできたりします。


やはりそれなりの対価が必要になるようです。

しかし、もしその効果抜群なパワーを無料で手に入れる秘策があるとするなら?もし、その方法がネットに流れでもしたら、一気に炎上しそうですね。


無料の魔力はそこらじゅうに散らばっているので探してみると面白い世界を垣間見れそうです。

 

 

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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

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