◯◯で価値が変わる

今回は、エピソード調でお伝えします。

 

 

 

これは、ここ最近のこと。

いつものようにスーパーのレジで並でいるときのことです。

 

 

私の前に並んでいたのが、若いお母さんと小さな女の子でした。

きっと、4歳くらいの女の子。

 

 

その子は、3つが1セットになったポケットティッシュを持ってきて、お母さんに買って買ってとお願いしていました。

 

 

 

よくある光景ですが、いつもみるような光景とひとつだけ違うのです。

 


女の子はお母さんに「お菓子じゃないよ?ティッシュだよ?」と言っておねだりしていました。

きっといつもお菓子はだめだと言われているのでしょう。

 


そんな微笑ましいワンシーンでしたが、その中でいつもと違うのは、

 

 

女の子がお母さんに言っていたように、おねだりしていたものがお菓子ではなく、ポケットティッシュだったということです。

 

 


ポケットティッシュのパッケージをみるとその理由がわかりました。

 

 


その子がなぜティッシュを欲しがったかというと、ティッシュを入れたビニールのデザインがすみっこぐらしのかわいらしいキャラクターによってデザインされたものだったからです。

 


真っ白なパッケージやラインのみ入ったもの、企業名が入っているだけのものなど、

 


私たちの身の回りではさまざまなパッケージをまとったポケットティッシュがありますね。

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そんなポケットティッシュですが、

もし、レジにお母さんと一緒に並んでいた女の子の前にあったポケットティッシュのパッケージが、

 

 

真っ白や単に単色で塗りつぶされたパッケージ、企業名だけが印刷されたものだったら、女の子はわざわざお母さんにおねだりしていたでしょうか?

 

 

 

きっと、ポケットティッシュに目もくれず、その場をまっすぐ通り過ぎてしまっていたと思います。

 


単色でシンプルなデザインのポケットティッシュや企業名を目立つように入れたパッケージのポケットティッシュがよくないと言いたいわけではありません。

 

 

もちろん、目的やターゲット層などによってデザインは必ず違うものになるからです。

 

 


公式の場面や人に名前を覚えてもらいたいときなどは、むしろシンプルなものや名前入りのものが好ましいと思います。

 

 

今回何をお伝えしたかったかというと、この女の子の目をとめたポケットティッシュのデザインから強く感じたことです。

 

 

ターゲット層やそのマーケティング、そしてデザインによって、

同じ商品でもうまく歯車が合えば、状況を大きく変えることができるということです。

 

 

そのこをものすごく、グッと感じて、おー!と思ったので、ちょっと共有させていただきました。

 

 


デザインで価値は作れる!

 

 

 


今回もお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 


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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

#デザイン#科学#売上

 

 

 

 

 

 

この内容は、あくまで個人の経験によるものですので、売り上げなどすぐに効果の出る確実な方法などとは捉えないよう、あらかじめご了承ください。

 

 

 

 

 


抹本