使うべき形を間違えないコツ


★今回は、形がつくる印象のお話★

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印象って何なのでしょう。

強い力を持つことは確かです。


例えば、企業のイメージがよりよいものとなれば、その企業が販売している商品のイメージもより上がります。


お客さんが抱く印象がよければ、製品の分野や特徴に関係なく「あの企業が出しているから間違いない、大丈夫だ」とよい評価を得られやすくもなります。


商品のイメージがよければ企業のイメージもよりよい評価へもつながるでしょう。

 


その中でも今回は、形によって変わるイメージについてお伝えしていきます。


与えたいイメージを生みだすことができるよう、ぜひ形ごとにもつイメージを確認してみてください。

 

〜与えたい印象で形を選ぶ〜

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前回は、形を使って違和感を作るお話をさせていただきました。

そして、同時にその形によって印象も左右されるということもお伝えしましたね。

※前回の記事はこちらから▼

https://design-no-kagakusiki.hatenablog.jp/entry/2019/07/26/235915

 

 

さて、お客さんが企業や商品へもつ印象と同じように、商品へもつイメージはチラシやPOP、パッケージのデザインでも大きく変わるものです。

 


だからこそ、デザインで使う形は、どのような印象を与えたいかによって慎重に選ぶ必要があるんですね。

 

 

ただ、人のイメージは、人それぞれ。

なぜなら、印象は人の経験を基に作られるものだからです。

 

あなたが黄色に抱くイメージと私が黄色に抱くイメージはきっと違うものでしょう。


私が黄色と言われて頭に浮かぶものは、星や輝き、キラキラや宝、明るいイメージやレモンや夏、あたたかな様子です。

 


あなたはいかがでしょう?


全く同じイメージだということはほとんどないと思います。

 

イメージは、みた人の経験が基となっているのでその人の経験次第ということになります。

それはどうしようもないことですし、特定しかねます。


しかし、形が単純なものであれば、経験に基っ共通のイメージを得られやすいです。

 

単純な形を使うことが、あなたが与えたいイメージをその通りにお客さんに抱いてもらう近道となります。

 


〜形別与える印象〜

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さて、ここからは一般的にどのような形がどのような印象を作り出すのかご紹介していきたいと思います。


丸や四角のような自然界でよく見る形の印象も一緒にお伝えしますね。

 

◆丸

【印象】

明るさ、親しみ、優しい、やわらかい、まとまり、かわいい


丸は高感度の高く、良質なイメージをもたれやすいです。

 


◆三角

【印象】

安定している(安定感のある)、進む、伸びる、上がる、鋭い

 


◆四角

【印象】

変化のない、安定感、信頼できる、規律、真面目、几帳面

 


◆星型

【印象】

まぶしい、光る、キラキラ、輝く、幼さ、楽しい、星、夜空

 

背景として、星型をちりばめるだけで楽しい雰囲気を演出できます。

 


◆角丸四角

【印象】

やわらかい、優しい、安定感、ほんわか、ゆったり、規律、まじめ、ゆっくり

 


◆楕円形

【印象】

あたたかい、やわらかい、優しい、近寄りやすい、家庭的

 


◆六角形

【印象】

秩序ある、合理的、蜂の巣、規則正しい、硬い

 

 

ここに挙げた形はデザインでよく使われることのある形です。

ただ、形は他にもさまざまなものがありますので、あなたが与えたいイメージと合うかどうか確認してから使うとよいでしょう。

 

少しでもよい印象づくりを成して、ぜひ売上につなげてくださいね。

 

 

〜まとめ〜

形には印象がある。

与えたい印象に合わせた形を使おう!

 

 

 

✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

#形のイメージ印象

#形容詞

#イラスト

#文字と形

#三角形と四角

#正方形と長方形

#丸とひし形と台形

#評価するデザイン

#デザインで付加価値をつける

#売上を上げる

 

 

 

この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

抹本

 

違和感がつくりだす注目のデザイン


★今回は、違和感とデザインのお話★


反対に真夏に長袖で厚手のトレーナーを着ている上半身。


反対に真冬に肌の露出度の高いサンダルを裸足で履いている足。

 

身に付けるものや服装は人それぞれ自由で、それに対して何か言いたいというわけではありません。

しかし、ただ通りすがりにそのような様子を見るとなんとなく気になりますよね。

 


なんとな〜く違和感を感じてしまう。

 


違和感。

 

 

このような「気になる」は、三角や四角のような形状でも言えることです。

 


違和感の種類は少し違うものではありますが、このような感じ方はデザインに応用できますので、今回はそれについてお話していきますね。

 


〜違和感とは〜

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突然ですが、星型と丸い形、どちらがあなたの中で見慣れた形ですか?

 

私の中では丸い形です。

丸い形の方がたくさん見る機会があるからです。

 

星型はイラストや人工的に作られたグッズなどでよく見かけますが、丸い形はイラストやグッズをこえた自然の中でもよく見かける形ですね。

 

 

あなたも私も、さまざまな形のなかで特に自然界に存在する形は見慣れていますよね。

 

 

人は、経験から判断する傾向があります。

その傾向からして、私たちは自然界にないものやみなれていないものには、違和感を感じやすいです。


ただ、デザインでは、その違和感を作り出すことができれば、より一層相手の目につきやすいものに仕上げられるのです。

 


違和感を作ることが注意を引きつけるポイントとなります。

 

 

 

〜自然界にある形とない形とは〜

自然界に存在する形とは、例えば三角形や四角形、丸など。

自然の中で見つけられる形です。

あなたが幼い頃から見慣れている形だと思います。

 

 

反対に、自然界に存在しにくい形とはどのような形でしょう。

 

例えば、逆三角形やひし形、星型など人工的に作られたような形のことです。

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自然の中では見つけにくい形ですね。

先ほどお伝えしたように、見慣れていないものに対して私たちは違和感を覚えます。

 


そして、あなたは、今まで違和感を感じてなんとなく気になったことはありませんか?


違和感のないものと違和感のあるものが並んでいるときに違和感のある方を見てしまったり。


これをデザインとからめて考えてみましょう!

 


〜わざと違和感作るデザインとは〜

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ここまで以下のようなことをお伝えしました。

・人は見慣れない形に違和感を感じる

・違和感を感じるものは注意を集めやすい

・見慣れない形とは自然界であまり見ない形

 

したがって、自然界で見つけにくいような形をデザインの中で使うことができれば、違和感を作れるということ。

 


見た人は、自然界には珍しい形が違和感となって目に飛び込んでいきます。

 

 

そして、それを機に色や文字の配置によって視点を誘導するのです。

 


ただ、単に違和感を作るだけではもったいない。


どうせ形を入れるなら、伝えるべき印象も一緒に伝わるようにした方が商品全体のイメージにもつながります。

 


せっかく気になってみてもらえても、お客さんに持ってもらいたい印象が伝わらなければ意味がありません。


高級志向で売り出すはずの商品が、チープに見えて値段が高すぎるという印象がつけば危険です。

 


オシャレな印象を与えたいのに、派手な印象を持たれてしまえば、狙っているターゲット層から購入してもらいにくくなるでしょう。

 

 

しかも、印象は一度つくとそれを覆すことが難しいものです。

 


だからこそ、せっかくデザインを作るなら、使う素材(形)は、なんでもよいというわけにはいきませんよね。

 


使う形によって伝わる印象は異なります。

目的は目に止めてもらうことであっても、その先のことも考えてしっかりと与えたいイメージに合わせた形を使うようにしましょう。

 

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今回は、自然界ではなかなか見当たらない形を使うことが人の目をとめるポイントになるというお話をさせていただきました。

加えて、使う形によって与える印象が変わるというこももお伝えしました。

 

 

次回は、三角や四角、丸などの形は基本的にどののうな印象を与えることができるのかについてお伝えしたいと思います。

 

 

次回のお話も含めて、「違和感」と「形」を組み合わせてつくりたい印象を作るために役立てていただけたら嬉しいです。

 


〜まとめ〜

・人は見慣れない形に違和感を感じる

・違和感を感じるものは注意を集めやすい(見慣れない形とは自然界であまり見ない形)

・形ひとつで与える印象がかわる

 

 

 

 


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

#表示

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#文字と形

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#デザインで付加価値をつける

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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

抹本

女性向け赤色と男性向け赤色

 

★今回は、効果的な赤色の使い方について★

 


〜女性は特に赤色に敏感〜

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女性は、色の中でも赤色や赤系統の色に敏感です。

 


ほかのどのような色よりも、赤色(赤系統の色)へは特に敏感に反応しやすいのです。


これは女性の特徴でもあるので、POPやポスター、パッケージにまで応用できますね。

 

ただ、そのお話をする前になぜこのよな特徴があるのかについてお話させてください。

 

この理由を知ることで、より理解が深まって忘れにくくなると思います。

 

 

〜なぜ女性は赤色に敏感なのか〜

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そのわけは、先天的な理由と後天的な理由を合わせていくつかの説があります。

 

まず、先天的なものとしては、ずっと昔、狩猟で生活していた時代がそのひとつ。


男性は狩りへ行き、女性は木の実や果物などを採取する役割を担っていましたが、そのときに実が熟しているかどうかを見分けるために赤色に敏感になったとか。

 

 

 

後天的な理由は二つの説があります。


一つは、身近にあるものの色が理由だと言われています。

女性は幼い頃からから赤やピンク色のものを与えられることが多いですよね。


その結果、身近にある赤色に慣れて、赤色を見分ける力が一層増し、敏感になったという説もあります。

 


二つ目は、女性特有の色覚です。

男性がもたない色覚をもつ場合もあるという説です。


だからこそ女性は、友達が口紅の色をちょっとた変えただけで、すぐにその変化に気づけるんですね。

(もちろん男性の中でも気づいてくれるはいらっしゃるでしょう)

 

 

〜こんなとき赤色を使おう〜

女性が敏感な色が赤色というなら

女性向けの商品や女の子に気づいてもらいたい商品のPOPやポスター、パッケージに赤色を使わない手はないですよね。

 

もともと赤色は目立ちやすく誘目性のある色ではありますが、赤色やピンクを使えば、女性へは特にアピールになるでしょう。


なかでも、文字を赤色で表すことがおすすめです。

赤色を背景デザインで差し色として使ってもよいですが、やはり目立たせたいのでれば赤文字が効果的。

 

同じ内容であっても、赤文字は特に目を引くので、青文字や黄色文字、緑色の文字などある中でも、一番最初に読んでもらえる可能性も高いです。

 


このように、赤文字を使えば、ほかの色文字よりも敏感に反応してもらえるのです。

 

 

〜男性にも効果的な赤色とは〜

さて、ここまで女性へ効果的な赤色についてお伝えしてきました。

 


ただ、ここからは男性に効果的な赤色についてお話させていただこうと思います。

 


赤色は赤色でも、男性をターゲットとした制作で赤色を使いたいときは、ぜひ女性の写真と一緒にお使いください。


同時に、男性ターゲットに対して使用する女性の写真を魅力的に見せたい場合は、写真に赤色の枠をつけるか、赤い洋服や赤いスタールなどの赤アイテムを身につけている写真を使うのがおすすめです。

 


男性は、赤色の服を着た女性や赤いアイテムを身につけた女性をより魅力的に感じるからです。

 


さらに、それは服だけでなく、赤色のフレームをつけた女性の写真でも効果的だという研究結果があります。

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ただ、男性がそのように感じるのは、女性を評価する場合に限定されます。

 


したがって、男性をターゲットとしてデザインで赤色を使うときには、何か商品を評価してもらうような場合がよいでしょう。


女性の写真と赤色を合わせて使い、写真の女性への評価と商品への評価を同化させるという方法です。

 

 

赤色

 

ぜひ、色の効果をお試しください。

 

 

 

✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

#赤色

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#マーケティングと市場

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#買う人と使う人

#評価するデザイン

#デザインで付加価値をつける

#売上を上げる

 

 

 

この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

抹本

裏ターゲットでデザインする


★今回は、デザイン制作でのターゲット設定について★

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今回お話することは、気づいているようで、なんとなく逃しがちなこと。

 

今回の内容は、ちょっとマーケティングチックです。

 

 

〜ターゲットと裏ターゲット〜

「この商品を売りたいからこの商品のDMを作ってほしい」


こんな風に依頼を受けることがあると思います。

相手の方がお客さんである場合もあれば、社内の担当の方である場合も。

 

このようなとき、私はまずどのような人に買ってほしいと思っているのか相手が考えているターゲットをヒアリングします。


ただ、デザイン制作するときに考えるターゲットとは違うものです。

 

 

突然ですが、ターゲットは二つあると思います。

①商品そのものを使うお客さん

②商品を買うお客さん

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①と②が同じ場合もあれば、違う場所もあります。

 

よくありがちなのが、①と②は同じだと考えてしまい、売れるチャンスが商品を素通りしてしまうこと。

 


私は、①をターゲット、②を裏ターゲットと呼んでいます。

(目標と裏目標のようでなんとなくカッコいい気がして個人的に呼んでいるだけですw)

 


何をお伝えしたいかというと、デザイン制作では裏ターゲットに向けたものを作ル方が売上につながるということです。

 

説明がまどろっこしくなっていましたら、申し訳ないです。

これから噛み砕いていきますので、もう少しお付き合いいただけると嬉しいです。

 

〜裏ターゲットが売上を上げる〜

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さて、裏ターゲットに絞って話を進めていきます。

 

商品購入には以下のような場合があります。

商品を使う人は、もともと考えていたターゲット層であっても、それを買う人(ターゲットに商品が渡る間)は違うこともある。

 

商品を購入する人とそれを実際に使う人は違うこともあるということです。

 


先ほどの①②で表すと、商品を使う人が①のターゲットにあたり、商品を買う人が②の裏ターゲットにあたります。

 

商品を使ってほしいけれど、使われるためにはまず購入されることが前提にありますね。


つまり、買ってもらわないことに何も始まりません。

評価さえも得られません。

 


素晴らしい想いから企画し完成された商品であっても、購入してもらえなければ意味をなしてくれませんね。


だからこそ(特に買う人と使う人が違う場合は)どのような人が買いそうかを把握し、その人に興味をもってもらえそうなデザインをつくる必要があるのです。

 

 

〜裏ターゲットの狙い方とは〜

どのように裏ターゲットを見つけたらいいのか。


それについては、これから例えでひとつかんたんにあるお店のAさんについてお伝えしていきますね。

(このAさんのお話は現実の話をもととしたフィクションです)

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Aさんは、歩きやすくて疲れにくい防臭効果などポジティブな特徴をたさん持つ男性用のビジネス靴下を完成させることができました。

 


ただ、Aさんがこの靴下を男性ビジネスマンをターゲットとして販売しますが、一向に売れません。

 


たしかに、とてもよい履き心地で使い勝手もよいものです。

しかし、売れないのです。

 


その理由は明らかでした。

なぜなら、それだけの特徴を持たせるために原材料費がかさんでおり、利益を出せる販売となると一足あたり4890円にもなったからです。

 


靴下一足が4980円。

 

 

どれほどよいものだとわかっていても、気軽に買えるものではありませんね。


正直、自分用に買う靴下は、どれほど履き心地がよく使い勝手がよいものでもやはり消耗品ですし、安くてもある程度しっかりしていて問題なく使えるのであればそちらを選ぶ方が多いはずです。

 

 

ここで、Aさんは考え方を変えます。

 


使ってもらう人は男性ビジネスマンですが、この靴下にお金を払ってくれる人はほかにいないか?

 


でてきた答えは、男性にプレゼントを考える女性でした。

 

 

それから男性は、男性へのプレゼント用の靴下として販売を始めます。

もちろんDMやPOPデザインを添えて。


すると、しばらくして注文が殺到し、品薄になるほどにまで売れるようになりました。

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このお話から、なんとなくターゲットと裏ターゲットがどのようなものか感じていただけたでしょうか?


この話の中では、ターゲットは、Aさんが最初に販売をはじめたターゲットの男性ビジネスマンです。


そして、裏ターゲットは、男性へのプレゼントを考える女性です。

 

このように、使う人ではなく、買う人に寄せて考えてみましょう。


もちろん、使う人も買う人も同じ場合もあると思いますが、

まずは

「ほかに買う人がいる市場はないか」

を考えてみてください。

 

そして、あなたが提案できる立場にいらっしゃるなら、ぜひクライアントや担当者に、デザインは裏ターゲットに向けるということを提案し、ぜひあなたのデザインで売り上げをあげてください!

 

 

そのようにして売れ残りや在庫のように無駄となるものが少しでも減ることができれば嬉しいなと思います。

 

 

〜まとめ〜

・ターゲットは、2種類ある。

・買う人と使う人は違う。

→買う人が興味をもつようなデザインにする

 

 

 

✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

#ショッピング

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#買う人と使う人

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抹本

ポイントが貯めたくなるカードの作り方

 

★今回は、ポイントを貯めたくなるカードについて★

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ポイントを貯めたくなるためには何が必要なのでしょう?

 


ポイントを貯めたい気持ちは、お客さんのリピートを促します。


でも、本当にそんな方法あるのでしょうか。

もしも本当に貯めたい気持ちを作り出せたら、、、

 

 

今回は、ハンコが溜まったら特典があるタイプのポイントカードについてお話させていただきます。

 

 

これはポイントカード以外でも活用できる方法ですので、ぜひ参考にしてみてください。

 


〜ポイント貯めは目標に等しい〜

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まずは、お客さんの気持ちになってみましょう!


あなたは、どのようなポイントカードをなぜ持っていますか?

 

飲食店、ドラッグストア、ヘアサロン......

たくさんのポイントカードで溢れています。

電子のものもあれば、紙のものもありますね。


あなたがポイントを貯める理由はなんだすか?

 


少しだけお考えください。

.....

..........


いかがでしょう。

あなたの答えの中に「特典」が入っていませんか?


私の場合は断然、特典です。

私自身、お得になることに敏感です(笑

 


多くの人が特典を求めてポイントを貯めていると思います。


ポイントやスタンプを貯めて、いくつか貯まれば嬉しい思いができますよね。


嬉しい思いの内容は、お店にょってそれぞれですが。

 


ただ、共通して言えることは、ある意味、特典が目標になっているということです。

 

 

ポイントカードを作るとき、この「目標」がキーポイントとなります。

 

 

〜ポイントを貯めたい心理とは〜

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ポイント=目標

 

なぜこれが大切かというと、

人は目標があるとモチベーションが変わると同時に、それに近づいているとわかればわかるほど達成したい気持ちが強まるからです。

 

私たちは目標に近づこうと努力します。そして、それは目標に近づくほど増し、達成に向けて努力する。

つまり、ゴールが近づくとやる気がでてくるのです。

 


あなたは、このようなことを今まで聞いたことがあるかもしれません。


正直、新鮮な情報ではないですよね。

 


しかし、この傾向をうまく活用すれば、ポイントを貯めたい気持ちを作り出すことができます。

 

 

方法はかんたんです。

カードに押すハンコのはじめの一つか二つをクリア(達成)したようにしておくのです。

 

単純に、カードをお客さんに渡すときにハンコを目の前で押してあげるのがおすすめ。


お客さんの目の前で余分にハンコを押すことで、お客さんがお店へ抱く印象をよいものにしながら、目標達成に近づいていることを間近で感じてもらえます。

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人は、自分が目標に向かっている途中に現時点どれくらい進んでいるかということを確かめる際、目標の何割達成しているかという考え方をします

 

したがって、目の前で目標達成に大きく前進できるためお客さんの達成意欲ややる気をアップさせる効果も期待できますね。

 


実は、カードを渡されたあとにスタンプを押す数は同じであっても、はじめにスタンプを押してもらっていると、スタンプを押してもらっていない場合と比べて来店や商品の購入頻度が高まるという研修結果もあります。

(この研究における実験では、ハンコを押す12ヶ所のうちはじめの2ヶ所にあらかじめハンコを押したカードと、単にハンコが10ヶ所押せるカードが使用されました。同じ10ヶ所押すカードでもお客さんの反応には大きな差がでます)

 

 

研究結果からも分かるように、目標が少しでも達成に向かっていると感じてもらうこと(幸先のよいスタートがきれたと思ってもらうこと)は販売促進につなげられるのです。

 

 

デザインの面では、

・ハンコが押される度に達成感を味わえるもの

・次にハンコを押してもらうのが楽しみになるようなもの

であると、よりお客さんのモチベーションをあげられるでしょう。

 


例えば、

・単純にハンコを押す場所わかりやすくし、ハンコが押されて目立つような色使いにする

・ハンコを押す(空いたヶ所を埋める)度に一つの絵が完成に近づく

・ハンコが押されることによって、毎回デザインに変化が起きる

(野原を背景に、花のハンコを押せば茎をもった花が増えていくなど)

・ハンコを押す場所によって階級をつける(人生ゲームのようなかんじ)


などなど。

 

デザイン面でいうと、ハンコを押すことによって全体のデザインに変化が生まれるような内容にすることがおすすめです。

 

ハンコを増やして変化があれば、「特典を得る」という目標のほかに新たな目標もプラスできるため、目標が重なりより強い効果が期待できるでしょう。

 

 

〜まとめ〜

・人は目標に近づけばそれほどやる気がでてくる

・ポイントカードは、幸先のよいスタートを切ってもらうとより効果的

 

 

 

 

*✳︎✳︎✳︎✳︎

デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

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抹本

透明パッケージの怖い話


★今回は、透明なパッケージの危険性について★

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透明ということで、ほかと比べて、商品選択においてマイナスポイントをつくってしまう場合があるということはご存知ですか?

 

 

どのようなクッキーが入っているか

どのような形のチョコレートが入っているのか

どれくらいのサイズなのか

 


など、一目瞭然でわかりやすい透明のパッケージ。

 

 

透明なパッケージは、中に入っているものの様子がよくわかり購入しやすい印象ですし、おまけに経費の削減にもつなげられて良心的なパッケージだと思いませんか?


ただ、透明というが逆に売上に関してよくない効果を引き起こしかねません。

 

透明なパッケージを考えるときには、よ〜く注意しなければならないのです。

 

 

〜透明パッケージは敏感〜

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透明なパッケージは敏感なのです。

 


どのような意味かというと、透明なパッケージに入った商品は、その周りの環境の影響を受けやすいということ。

 


もっというと、商品の陳列環境が清潔でれば良いのですが、汚れているとその汚れた印象が透明パッケージの中の製品へと響くのです。


店内の明るさも影響を与える原因となりがちです。


店内が薄暗かったり、掃除が綺麗にされていなかったり、古く色あせた展開に透明なパッケージ入りの商品は、汚い環境がその商品へ移っているような印象を与えやすいです。

 

 

もちろん色やイラストでデザインな施されて透明でないパッケージでも同じようなあまり良くない印象を与えることがあるでしょう。


ただ、透明なパッケージは良くない印象の影響を非常に受けやすく敏感なパッケージなのです。

 

 

それは、あなたや私が商品を買うときも同じです。

しなし、そのようなことを意識したことなんてほとんどないですよね。

 

 

実は、ここが大きなポイントで、透明パッケージへお客さんが抱く印象の変化は潜在意識の中で行われていることなのです。

 


透明な包装を使う場合、パッケージの作り手も陳列するスタッフさんも自身でなにかを感じていると意識ではほとんどわかりません。


意識では気づきにくいのです。


だからこそ、透明パッケージにはよく注意する必要があります。

 


お客さん本人が、感じていないと思っていても、パッケージの置かれた環境がよくなければお客さんの脳に不快感や違和感を与えてしまうことに......


そうなれば、お客さんが商品を手に取る確率が下がるため、透明なパッケージを考える場合は、よ〜く注意していただきたいのです。

 

 

〜透明パッケージを使いたいときは〜

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商品を陳列されている環境が綺麗であればそこまで神経質になることはないでしょう。

したがって、綺麗で清潔な印象を与えることが重要になります。

 


しかし、どうしてもお店の環境や管理の状態に差のでてしまう店舗もあると思います。


責任者の方針によって店舗の環境が大きく変わるコンビニなどもその一つではないでしょうか。


※コンビニの環境がよくないというのではなく、管理体制によって環境が必ずしも一定ではないと場合もあると思っていただけると嬉しいです。

実際に私がよく使うチェーンお店はそのお店で大きく様子が異なりますし、とても綺麗な店舗もたくさんあります。

 

そのような場所に陳列する商品で、中身の見えるパッケージをと考える場合には半透明の包装がよいでしょう。


透明ではないので、中身の視認性は少し落ちるかもしれませんが、周囲の環境にと商品の印象のつながりを薄めることができます。

 


あなたが思っている以上に、透明パッケージは周囲の環境の影響を受けやすいです。

 


ぜひ中身が見えるパッケージをお考えの場合は、店舗の環境についても合わせて考えてみてください。

 

 

〜まとめ〜

・透明のパッケージは、店内の環境や陳列された環境の影響を受けやすい

・店内環境によってお客さんが商品へ持つイメージは無意識でのこと

・中身が見えるパッケージを考えるときは、店内環境や半透明パッケージについても検討してみる

 

 

✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

#パッケージデザイン

#透明の袋

#半透明

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#コンビニの陳列

#商品パッケージ

#デザインで付加価値をつける

#売上を上げる

 

 

この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

抹本

商品決定には傾向がある

 

★今回は、デザインに載せるべきメッセージについて★

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選択が難しい商品とかんたんな商品、あなたは伝えるべきメッセージを間違えていませんか?

 

 

〜選択の難易度で伝えることは変えるべき〜

あなたが商品を選ぶとき商品によってさまざまなことを検討すると思います。


靴を買うときは、靴のデザインやサイズをよく検討されるでしょうし

電子レンジを購入するときには、解凍機能があるかどうか、ワット数はどれぬらいか、サイズはよいか、掃除はしやすいか、自動調理機能はあるか、パンは焼けるかなど多くのことを検討されて決めることでしょう。

 

 

もちろん、商品によって検討事項はさまざまです。

 


今回のお話では「選択がかんたんな商品」と「選択が難しい商品」という言葉を使っていきます。


「選択がかんたんな商品」とは、歯磨き粉やガム、箱ティッシュなどのような購入を決定するまでにあまり検討事項がそこまで多くないもののことを指します。

 

反対に、「選択が難しい商品」というのは、家電製品や車、携帯電話などような購入を決定するまでにさまざまな検討事項があるもののことを指します。

 

 

さて、本題に入りましょう。


選択がかんたんなものと難しいものでは、お客さんに伝えるべきメッセージを変えた方がよいということがわかりました。

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人は意思決定をするとき、かんたん(単純)な意思決定の場合じっくりと時間をかけて考えた方がその人にとってより良い答えが見つかり、


難しい(複雑な)意思決定の場合は、あまり時間をかけずに直感で行う方がよりよい答えが見つかるとちうおもしろい研究結果があります。

 

それだけでなく、お客さんの意思決定の満足度も同じ具合。


検討がかんたんか難しいかだけを考えた場合、単純な意思決定ではじっくり考えて決めた方がお客さんの満足度も高く、

複雑な意思決定ではパッと決めた方がお客さんの満足度も高くなるというのです

 

ということは、パッケージやPOPでお客さんに商品情報を訴えるとき、商品によって伝える内容を変えた方がいいということになりますね。

 

 

選択がかんたんな商品には、商品の特徴を記します。

一方で選択が難しい商品には、商品の詳細情報というよりも、どちらかというとお客様の購入満足度NO.1などのようなシンプルのメッセージの方がお客さんの意思決定を促しつつ、満足度にもよい影響を与えることができるのです。

 


〜どの商品にどんなメッセージがいいか〜

ここまでお伝えした内容をもとに、具体的な例を挙げてみましょう。


--------検討がかんたんな商品---------

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まずは、選択がかんたんな商品の例から。


たとえば歯磨き粉。

歯磨き粉は、どちらかというと購入の決定はかんたんな商品だと言えますよね。


類似商品もたくさんあります。

最近では、歯磨き粉から得られる効果もさまざまです。

 


このような歯磨き粉の場合、メッセージは商品の詳細な特徴について記載するのがおすすめです。

歯周病に効く

・歯のエナメル質を〜

・〜によって虫歯になりにくい歯にする

・〜配合で口臭が気にならない


お客さんの嗜好に合うような情報がよいでしょう。

 


例えば、クッキー。


クッキーも購入までに検討することがあまり多くない商品ですよね。


クッキーなら例えば

米粉使用

・食物繊維を含んでいます

・おからで作った〜

・甘いものでほっと一息

・チョコレートにはポリフェノール入り


といったかんじです。

 


選択がかんたんな商品については、商品情報を載せて特徴をアピールするとよいでしょう。

 

 

----------検討が難しい商品-----------

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次に選択が難しい商品についてです。

 


例えば、車。

たくさんの付属商品や特徴がありますよね。


特徴を挙げてもらうだけでも多くの項目があり、それを教えてもらうだけで疲れてしまいそうです。

 

このようにどちらかというと検討が難しい商品の場合には、よりシンプルな質問がおすすめです。

 

例えば

顧客満足度NO.1の車

・この車に乗ったお客さんは長年愛用して次に購入するときも同じタイプを選ぶ

・今最も売れている

・〜(お客さんと同じような状況)の方がとてもよく選ぶ商品

など。


お客さんが購入するべきわかりやすくてシンプルなメッセージを伝えるとよいでしょう。


ただ、選択が難しい商品は金額もはるものが多いため、はじめのとっかかりや商品の決め手としてシンプルなメッセージがすすめですが、

 

やはりしっかりとお客さんの質問に答えたりお客さんの意思決定を確認したりして、よりよい商品決定に役立つよう情報を伝えることも必須です。

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加えて、人はさまざまです。

これに当てはまらない場合もないとは言えませんので、それだけは忘れないでいていただけると嬉しいです。

 


今回ご紹介した内容は、主に商品パッケージやPOP、パンフレットなどでご活用いただけると思います。


あなたが、このようなものをデザインするときは、ぜひこの内容を思い出してデザインの中に言葉やメッセージを含めていただけたら嬉しいなと思います。

 

〜まとめ〜

・検討の難易度で伝える情報を変えるとよい

→購入までの検討がかんたんな商品は、

商品情報を載せてお客さんがじっくり考えられるようにする。

→購入までの検討が難しいしい商品は、

シンプルでわかりやすいメッセージを伝えるようにする

 

これによってお客さんの商品決定を助け、より購入の満足度をあげられる効果が期待できる

 

 

 

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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

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