使うべき形を間違えないコツ
★今回は、形がつくる印象のお話★
印象って何なのでしょう。
強い力を持つことは確かです。
例えば、企業のイメージがよりよいものとなれば、その企業が販売している商品のイメージもより上がります。
お客さんが抱く印象がよければ、製品の分野や特徴に関係なく「あの企業が出しているから間違いない、大丈夫だ」とよい評価を得られやすくもなります。
商品のイメージがよければ企業のイメージもよりよい評価へもつながるでしょう。
その中でも今回は、形によって変わるイメージについてお伝えしていきます。
与えたいイメージを生みだすことができるよう、ぜひ形ごとにもつイメージを確認してみてください。
〜与えたい印象で形を選ぶ〜
前回は、形を使って違和感を作るお話をさせていただきました。
そして、同時にその形によって印象も左右されるということもお伝えしましたね。
※前回の記事はこちらから▼
https://design-no-kagakusiki.hatenablog.jp/entry/2019/07/26/235915
さて、お客さんが企業や商品へもつ印象と同じように、商品へもつイメージはチラシやPOP、パッケージのデザインでも大きく変わるものです。
だからこそ、デザインで使う形は、どのような印象を与えたいかによって慎重に選ぶ必要があるんですね。
ただ、人のイメージは、人それぞれ。
なぜなら、印象は人の経験を基に作られるものだからです。
あなたが黄色に抱くイメージと私が黄色に抱くイメージはきっと違うものでしょう。
私が黄色と言われて頭に浮かぶものは、星や輝き、キラキラや宝、明るいイメージやレモンや夏、あたたかな様子です。
あなたはいかがでしょう?
全く同じイメージだということはほとんどないと思います。
イメージは、みた人の経験が基となっているのでその人の経験次第ということになります。
それはどうしようもないことですし、特定しかねます。
しかし、形が単純なものであれば、経験に基っ共通のイメージを得られやすいです。
単純な形を使うことが、あなたが与えたいイメージをその通りにお客さんに抱いてもらう近道となります。
〜形別与える印象〜
さて、ここからは一般的にどのような形がどのような印象を作り出すのかご紹介していきたいと思います。
丸や四角のような自然界でよく見る形の印象も一緒にお伝えしますね。
◆丸
【印象】
明るさ、親しみ、優しい、やわらかい、まとまり、かわいい
丸は高感度の高く、良質なイメージをもたれやすいです。
◆三角
【印象】
安定している(安定感のある)、進む、伸びる、上がる、鋭い
◆四角
【印象】
変化のない、安定感、信頼できる、規律、真面目、几帳面
◆星型
【印象】
まぶしい、光る、キラキラ、輝く、幼さ、楽しい、星、夜空
背景として、星型をちりばめるだけで楽しい雰囲気を演出できます。
◆角丸四角
【印象】
やわらかい、優しい、安定感、ほんわか、ゆったり、規律、まじめ、ゆっくり
◆楕円形
【印象】
あたたかい、やわらかい、優しい、近寄りやすい、家庭的
◆六角形
【印象】
秩序ある、合理的、蜂の巣、規則正しい、硬い
ここに挙げた形はデザインでよく使われることのある形です。
ただ、形は他にもさまざまなものがありますので、あなたが与えたいイメージと合うかどうか確認してから使うとよいでしょう。
少しでもよい印象づくりを成して、ぜひ売上につなげてくださいね。
〜まとめ〜
形には印象がある。
与えたい印象に合わせた形を使おう!
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本