男性ウケするコピーとは
★今回は、男性に向けたコピーのお話★
「自分がこのキャッチコピーを読むときっとこう感じるだろう。
だからこれでいこう!」
キャッチコピーやコピーライティングをこんなかんじで考えて進めても、根本的なところを押さえていなければ的が外れることもあります。
自分と性別が同じターゲットに向けて考えるキャッチコピーなら的が外れにくいかもしれません。
しかし、性別が違うと話は変わってきます。
そもそも性別が違えば感覚は変わるものだからです。
実は、男性と女性とでは同じ情報を前にしても受け取り方が変わってくるのです。
〜男性ウケのいいコピーとは〜
男性をターゲットにしてキャッチコピーやコピーライティングを作るなら、シンプルなものが一番おすすめです。
先ほど、性別によって同じ情報でも受け取り方が違うとお話させていただきましたが、もう少し詳しく言うと
男性と女性とでは脳内で行われる言語処理方法が生物学的に違うのです。
同じ情報を受け取るにしても、情報処理をするとき脳の中では違う部分が動いています。
言葉を頭の中で処理するとき、女性はより抽象的に行います。
しかし、男性はより知覚的に行っていると確認された研究があります。
でも、知覚的ってちょっとわかりにくいですね。
ですので、もう少し具体的にお伝えしますね。
例えば、言葉を目で読めば視覚に関連する脳の一部が活性化するということです。
さらに言葉を耳で聞けば、今度は聴覚に関連のある脳の一部が活性化するといったかんじです。
さて、この研究結果を通して、研究者たちが「こういうことが理由で男性がする説明は女性と比べてよりシンプルなんじゃないか」と考えている理由があります。
ここが男性に向けてキャッチコピーを作りたいときに参考にしていただきたいカナメ。
それは、男性の場合、見たり聞いたりした情報が脳内の言語の領域までたどり着けていないのではないかという内容です。
女性は見聞きした情報(視覚情報や聴覚情報)が脳の言語部位までたどり着きますが
男性の場合、何らかの理由によって、見聞きした情報が言語部位までたどり着いていないことで
男性のコミュニケーションはよりシンプルになる傾向があるのではないかとされています。
したがって、男性に伝わるコピーを作りたいときは、できるだけシンプルにした方が伝わりやすいということがいえるのです。
〜男性ウケにはシンプルさを〜
男性にターゲットを絞るとき、伝える内容はシンプルに。
そして、ダイレクトに伝える。
そうすることで、男性により伝わりやすくなります。
伝わりやすくなれば理解されやすくなる。
理解されやすくなれば、商品への評価をしてもらえます。
評価は、人によって良い悪いそれぞれです。
しかし、理解してもらえることができれば、無関心から大きく前進できます!
無関心な人が良いという評価を下せば商品購入につながり、ファン(リピーター)へとなってもらえる可能性もグッと上がりますよね。
男性の方がみんなそのようになるとは言い切れませんが、脳の傾向を考えて
伝わりやすいキャッチコピーを作っていきましょう!
〜シンプルとは〜
シンプルがおすすめとお伝えしましたが、どのようなものがシンプルなのでしょうか?
最後に、具体例を挙げさせてもらいます。
それによって、なんとなくでも「こんなかんじかあ!!」と思っていただけると嬉しいです。
ポイントは
・特徴をダイレクトに
・回りくどくなく直接的な表現
・文脈のないもの
◆化粧水なら
・汗だくの夏は、サラッと保湿!
・エイジングケアできる
・カサカサ肌が気になりだしたら
✖︎汗がとまらない夏は気持ちが悪い!サラッとしたいなら...
✖︎毎日のお肌ケアにエイジングケアもできる!
✖︎保湿してるはずなのに時間が経つとお肌が突っ張って、カサカサする人へ
◆ドリンクやスポーツドリンク
・◯◯が体脂肪に効く!
・「塩分補給」のワードを目立つように入れる
✖︎お食事会が多いのに健康診断の日が近い。そろそろ体脂肪気になりませんか?◯◯が体脂肪を◯◯します!
◆ワックスやヘアケア
・突風でも髪型崩さないハードワックス
・「薄毛」や「髪の抜け」のワードを目立つように入れる
✖︎せっかくセットした髪の毛が崩れちゃう。朝のセットをそのままキープできる◯◯
文脈的ではなくシンプルに。
伝えたいことを直接的に落とし込むことがおすすめです。
〜まとめ〜
男性に向けたメッセージのポイントは、シンプルでダイレクトに伝えること
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本