口コミの使い方
★今回は、質問コーナーです★
第3回目の質問コーナーを開催♪
今回いただいた質問は、
制作物にお客さんの声(口コミ)をいれるべきか入れないべきか?
についてです。
ご相談いただきありがとうございます。
チラシデザインで口コミを入れようか入れまいか悩んでいるとのことでした。
口コミが入っているチラシでは、モノによっては「お!コレいいかも」っと思うものもありますが、
その分口コミで幅をとられるので、口コミに意味がなければチラシを作ってもあまり売上に効果が期待できなくなりますね。
さて、ここから口コミについてお伝えしていきますので、ぜひ今後の口コミの使い方の参考にしていただけると嬉しいです!
〜口コミを載せる or 載せない?〜
まず結論からお伝えすると、口コミは載せられるものであれば、載せることをおすすめします。
その理由は、口コミが統計よりも信じられるものだからです。
個人的な体験や経験は心に残りますが、統計的な数字や平均値などは心に残りにくく印象も薄いです。
脳にとって統計は、現実に起きることとつなげにくく、統計をみたとしてもあなたが生活している中で起きることに映して考えにくいもの。
一方、人の感想である口コミは違います。
口コミなら、そもそも現実的に起きたことが表されていますし、実際の出来事と絡めて考えやすいですよね。
しかも、口コミは個人の体験であるため内容も詳細なことが多く、エピソードを含んでいます。
エピソードになっている口コミは、とくに脳からも好まれやすいのです。
エピソードが脳から好まやすいことについては、こちらの記事で詳しくお話させていただいています↓
https://design-no-kagakusiki.hatenablog.jp/entry/2019/07/16
(エピソードと脳の関係についてお伝えした記事へリンクしてます)
口コミは、あなたや私が生活の中で起きるようなことと容易につなげられることができるため、想像もしやすく、統計や平均値に比べて信じられやすいのです。
たとえば、統計によって3分の2がよいと評価したと書かれていても、口コミで少しでも悪い評価があれば、そちらを信じてしまいませんか?
実際にアメリカでは驚くするお話があります。
根拠のない恐れがもととなっておきた噂がありました。
それは、あるワクチン接種をすると小児病が発祥するというもの。
ただ、ワクチンは明らかに安全であり、多くの統計データの結果からしても証明できるものだったそうです。
加えて、優秀な科学者たちも統計データではそれらに因果関係がないという結果をだしたとのこと。
しかし、それでも根拠のない噂にもかかわらず、それに統計データは勝てなかったという話があります。
それほど、口コミの力は大きく、人は人の感想の方をより信じるということなのです。
〜効果的な口コミの使い方〜
口コミは短くても長くてもよいですが、長いものを無理に短くする必要はありません。
できるだけ口コミをあまり削らずに使うことをおすすめ。
口コミをそのまま載せれば、より詳細な情報が含まれていることが大きな理由です。
詳細な内容があればあるだけ、脳は人の話を聞いている状態に似て、同時に自分が疑似体験するかのような想像をします。
また、詳細なるものがあればより現実味も増しますね。
現実的であれば、それだけそれを読むお客さんは想像しやすく日常のことと結びつけてイメージしやすくなるのです。
さらに、イメージを膨らませてもらうために、想像の助けとなる写真などを入れることもおすすめです。
ただ、口コミを載せるスペースの関係でどうしても削らなければならない場合もあるでしょう。
そのような時は、全体の流れ(エピソード)と詳細に想像できるような形容詞を残すとよいでしょう。
口コミの力でお客さんに想像してもらい共感してもらいましょう!!
ただ、もちろん嘘の内容や作った内容は御法度です。
〜まとめ〜
・口コミは、統計データより信じられやすい
・口コミの内容はできるだけそのまま(詳細な内容を含んだ状態)載せる
・口コミの内容を削る場合は、全体のエピソードや形容詞(想像を助けるもの)を残す
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
#口コミ
#評価
#統計データ
#ランキング
#エピソード
#デザインで付加価値をつける
#売上を上げる
この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本