使える、潤う唇の秘密
★今回は、デザインのうるおいのお話★
あなたは、デザインづくりをする際、「うるおい」を考えていますか?
~人は◯◯◯に魅力を感じやすい~
ポスターやチラシなど販促物をつくるとき、あなたはどのような用紙を選んでいますか?
画像を使うときあなたはどのような写真を選んでいますか?
なぜこのような問いかけをさせていただいたかというと、光沢感やうるおい感は人が魅力を感じるうえで予想以上に大切なポイントだからです。
人は、ツヤのないくすんだモノより光沢感を感じられるものやうるおっているように感じるものに魅力を感じる傾向にあります。
これは、ずっと昔、私たちの祖先から受け継がれてきた特徴だといわれています。
私たちにとって「水」は大切ですよね。
その水のためには、水源を見つけなければいけません。
今では、水路などの発達や経済の発展によって水道から簡単に水を飲んだり使ったりすることができていますね。
しかし、大昔は生活のためにまず火や水を得る必要がありました。
そして水をゲットするためには、水源を見つけなければなりません。
水源をみつけるためにはコツがありました。
それは、葉や植物の表面に光沢のあるものを見つけること。
表面に光沢感やうるおっている様子を感じられるものの近くには水源があることが多かったのです。
水源を発見する方法は他にもいくつかあったと思いますが、特に光沢の有無によって水源を探していたことが、現在の私たちの「光沢感・うるおい感を感じられると魅力を感じやすい」という傾向につながっているとされているのです。
~デザイン制作でこの傾向とどう向き合う?~
この傾向をデザイン制作の過程でどのように向き合いましょう?
単純に考えると、一番に思いつくことはやはり、広告で使う画像ですね。
画像を選ぶとき、光沢のあるも・うるおっているように見えるものを選ぶのがおすすめ。
例えば、リップクリームや口紅の広告では、唇がうるうる&ツヤツヤしているものや光が反射しているようなものを。
よく女性向けのファッション雑誌でリップがうるっとさせていることを思い出しますね。
ジュエリー系なら、まさに光が反射しているようなもの。
車の写真なら、車の表面がつややかに光っていて光沢を感じられるもの。
両生類を育てるために必要な石などでさえも、水に濡れて光っていたり、太陽を反射しているようなものを。
個人的な差も少なからずあるものだとは思いますが、スマートフォンやノートpcの画面でさえ、マット系というよりは光沢感のある方がおすすめです。
化粧品や美容液の広告では光が多く使用されていると思いますが、美容に関する商品は特に重要になるポイントといえるでしょう。
よくシズル感のある写真を選ぶということと似ています。
単に写真を選ぶ場合はもちろん、画像を加工する場合にもぜひ考慮してくださいね。
その他で、画像以外でも考えられるものがあります。
それは、商品の販促アイテムとなるチラシやポスター・DMで使う用紙です。
いくら写真で光沢やううおいを感じられるようなものを選んでいても、マット系の用紙を選べばその光沢感やうるおい感を感じられにくいものとなってしまいますよね。
ただ、販売促進の目的や制作の用途などによってマットの方がよい場合もあります。
また、光沢紙で光沢が強い場合は、光に反射しやすいため、外張り用としてあまりおすすめできないものや設置する場所を選ばなければいけないこともあります。
あなたがデザインする制作物ではどのように光沢感やうるおい感を表現できるでしょう?
写真選びや画像の加工修正、用紙選びの際にはぜひ思い出してみてくださいね。
〜まとめ〜
人は、光沢を感じたりうるおいを感じられるものへ魅力を感じる傾向がある
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
デザインを科学してつくる→
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本
日曜日の妄想
★今回は、想像力のお話★
さて、第4回目の「日曜日の妄想」です。
このコーナーは「妄想して想像力をつけていきましょう!」というもの。
途中場面を表現したイラストをご紹介するので、そこからどのような物語が広がっているかをイメージしてみてください。
このコーナーよ目的は、あなたにストーリーを考えたり触れたりする機会を増やしていただくこと。
お客さんからの興味や共感を引き出すためにもストーリーの力はやはり強力。
今回のイラストはこちら▼
この絵からどのような物語や場面の背景が想像できますか?
なぜ牛が浜辺にいるのでしょうか。。。
なぜ牛だけ全体的に色が付いていないのでしょう。
ぜひぜひ、色々想像してみてくださいね!
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本
おいしい個数は7±2
★今回は、記憶してもらえるデザインのお話★
人が一度に記憶できる情報には限りがあるといわれます。
いくらよいデザイン背景を作っても、お客さんに内容や情報を覚えてもらえなければあまり意味がありませんよね。
〜人の記憶は7±2〜
一般的に人は、一度にたくさんの情報を記憶することはできません。
特別な記憶力を持ち合わせているなら話は別ですが、ほとんどの人は一度に記憶できる情報が限られています。
では、一般的に私たちは一度にどれくらいのことを覚える記憶力があるのでしょうか?
1965年にある心理学者が人の記憶について発表を行いました。
その内容では、人が一度に記憶できる量は、7±2個とされています。
つまり、5〜9個ということですね。
7プラスマイナス2というのは人によって7といった意味も含まれているようで、7を目安に考えておくとよいでしょう。
たしかに、郵便番号や電話番号は7桁ですが、覚えやすいですよね。
ただ、ここで重要なのが、7プラスマイナス2「個」ということ。
7文字ではないのでお間違えのないように。
文字数に限らず7プラスマイナス2個なのです。
郵便番号や電話番号は7文字ですが、
にんじん・キャベツ・ピーマン・鶏肉・お豆腐・牛乳・りんご
の23文字。
文字数は大幅に増えてもそれが7±2個数であれば、多くのものは記憶できる情報だという意味なのです。
〜情報は固める〜
「7±2個」は、特に伝えるべき情報が多いときにこそ役立てられます。
例えばポスターで伝えたい情報が多い場合などに使えます。
▼伝えたいことがたくさんある場合
1.新商品(食べ物)
2.今がお得
3.◯◯のブランドとのコラボレーション
4.◯◯記念
5.◯◯のお店名
6.お得な期間は◯日まで
7.どんな味か
8.どんな想いで作られたか
9.使用した材料のアピール
10.「とろ〜り」の表現
11.「もちもち」の表現
12.試食したお客さんの声
13.商品の特徴
14.◯◯シェフ監修
このようなかんじで伝えたいことが多い場合もありますよね。
でも大丈夫です!
情報が多くても、それらを組みに分けて7±2個に見えるように整理してあげるとよいのです。
分け方はいくつかありますが、似た情報があれば同じくくりにして、タイトルや見出し・項目をつけてグループ化したうえで配置するのがおすすめです。
先ほどの伝えたいことを例にすると
(その1)
1.新商品(食べ物)
4.◯◯記念
(その2)
2.今がお得
6.お得な期間は◯日まで
(その3)
3.◯◯のブランドとのコラボレーション
14.◯◯シェフ監修
(その4)
7.どんな味か
12.試食したお客さんの声
(その5)
9.使用した材料のアピール
10.「とろ〜り」の表現
11.「もちもち」の表現
13.商品の特徴
と大きく5つのグループと5.◯◯のお店名という全部で6つに分類できますね。
(その4とその5のグループは、まとめられるようであれば、ひとかたまりのグループでもよいでしょう)
そして、グループ化した情報はそれぞれグループごとに近くに配置し、文字の大きさに強弱をつけてすっきりとした見た目にしてください。
グループを表すためには、
・枠で囲む
・色で分ける(グループごとに同じ色を使う)
・形をつける(丸、三角、四角、ダイヤ、星などの形をグループ背景にうっすら描いたりグループシンボルとして使用する)
・形を与えたりするのではなく、まとめたい情報はそれらを近くに固めて配置する
・円に沿って配置する
・線でつなぐ
などの方法があります。
まずはまとめることによって、あなたが伝えたい情報をお客さんが覚えやすくなります。
記憶してもらえると、その時に来店してもらえなくても、あなたのお店や広告したい情報を思い出してもらいやすくもなります。
思い出してもらえると、お客さんからお店に来てもらえる可能性も高まります。
まとめることで、なによりお客さんに伝えたい情報が伝わりやすくなります。
ぜひお試しくださいね!
〜まとめ〜
・人が一度に記憶できる情報は7±2個
・伝えたい情報がたくさんありすぎるときは7±2個になるようにまとめてグループ化する工夫を
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
デザインを科学してつくる→
ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本
選択できない現象がある
★今回は、選択肢のお話★
選択肢の数は、ときには売上に悪影響を及ぼすことがあります。
〜多い選択肢は正義?〜
ここ数日、国内ですが南の方の島に行っていました。
それで、お土産を何にしようかと選んでいるときのこと。
広いお店に入ったのでたくさんのお土産がありました。
かわいいものやスタイリッシュなパッケージ、パッケージはシンプルでも中のお菓子にキュンとくるものなどなど...
本当にたくさんお土産がありました。
ちなみに、あとで「こっちにすればよかったー」と悔やまれることが嫌なので、私は結構全ての商品を一度ぐるっと見て回りたい派。
そして、一つの商品でもいくつか味や形の種類があるとものすごく悩んでしまう性格です。
ただ、恥ずかしながら、たくさんありすぎると見て回るだけで、「楽しさ」が「疲れ」に変わってしまいました。
お土産を喜んでもらいたい気持ちの反面、選択肢の多さに、最終的には「もう、いい感じのものなら何でもいいから誰か選んでくれたらいいのに」というような気持ちになりそうになりました。
(もちろん実際は自分でしっかり吟味しましたよ)
選ぶことは簡単です。
2つのうちどちらかを選ぶのはほとんどの場合で簡単ですよね。
3つや5つまでなら何とか好みで選びやすい。
しかし、15も20もの中から選び抜くのは結構大変です。
「こんなものがいいな」とイメージが自分の中でない時なら、なおさら大変ですよね。
選択肢があることはよいのですが、多すぎるとお客さんの選びたい・選ぼうという気持ちを欠いてしまいかねません。
実際に、人は選択肢が20のように多すぎる場合と5つのように比較的少ない場合では、選択肢が5つの方が商品を選ばれるという実験結果もあります。
同時に、20もの選択肢の場合は、そもそも商品を選び抜いて購入まで至る人が少ない...
つまり、選択肢の多さは、ときには売上に大きな影響を与えてしまうということになります。
選択肢は、ある程度あることはよくても、多すぎるとお客さんのためにもお店のためにもならなくなることもあるのです。
さて、このような時にデザインで何かできることがあるでしょうか...
デザインによってお客さんにより心地よく選んでもらえる方法。
ちゃんとあります。
〜選択肢を助けるデザインとは〜
ここまでお伝えしたように、人は選択肢をたくさん与えられすぎると選ぶ気持ちを欠いてしまいます。
そこでここからは、選択肢が多くても選んでもらいやすくなったり、選ぶ気分をなくさない工夫をお伝えしますね。
まずは人の記憶や選択のお話です。
人の記憶では、最大で同時に覚えられるのは7つだとされています。
(最近では5つともいわれています)
また、3つの場合は選びやすいですが、商品があまりにも違うものだと
例えば通販のハンドバッグです。
赤・青・緑の3色展開よりもグレーやこげ茶のような少し微妙に違う混ざった5色展開の方が選ばれやすいです。
この理由はいくつかありますが、3色だと好みがはっきり分かれ欲しい色がなければそっぽを向かれやすいからです。
(誤解を恐れずに強い表現をするなら、見限られるからです)
そこで5色展開にすることで「私ならこれからあれかな〜」と悩んでもらいやすくなります。
悩めば自然と欲しい気持ちも生まれやすいです。
※ただ、この3つというのはモノによっても変わってきて一概には言えないので、選択肢を3つや3つより少なくする場合は、
一度「自分だったら...」と考えたり、他の人に意見を求めることをおすすめします。
つまり、選択肢が多い場合、デザインでは選択肢を最大で7つ(できれば3つより多く)に見せられるようなものであればお客さんの選びたい気持ちを欠きにくくなるということですね。
ポイントは、多くても選択肢を7つにすること。
ポイントを踏まえて考えると、今回のお土産では例えば、
こんな時にはこのお土産がおすすめといった具合にその人の用途に合わせて選択を促せるチラシやポスターがおすすめです。
ここで重要なのが「こんな時は」を7つ(または5つ)にすること。
数あるお土産を選ぶために、入り口となる選択肢を絞りましょう。
◆お土産を渡す相手の選択肢◆
・会社の先輩や同僚に配るお土産なら
・大切な人に心を込めて渡したい時は
・自分に向けて渡すなら
・出張で来ての家族へお土産なら
・低価格で抑えたい時は
◆カテゴリーの選択肢◆
・クッキーなら
・ゼリーなら
・ちょっとした豪華なお土産なら
・雑貨系なら
・季節感じるものなら
などなど...
▼イメージはこのようなかんじです。
1年以上前ですが居酒屋さんのメニューで実際に制作させていただいたものです。
(著作権の関係もあるのでロゴや価格はモザイク処理をさせていただいています)
ほかには
これをあみだくじのように質問に「Yes」「No」で進んでいってお土産の系統を絞っていく方法もエンタメ性があってお客さんに楽しんでもらえるのでおすすめです。
これは、選択肢を絞るということ以外で伝える情報を固めるという技でも使えます。
ただ、ここでお話するとすごく長くなってしまうので、それについては次回お話させていただこうと思います。
最後に、疑問点や感想などありましたら、どうぞお気軽にコメントから教えてください。
お時間はいただくかもしれませんがお返事させていただきます。
〜まとめ〜
選択肢は最大7つに絞るのが理想的。
5つならより◎
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
デザインを科学してつくる→
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本
夏休み
★ブログについてお知らせ★
本日9月9日(月)〜9月12日(木)までブログをお休みにさせていただきます。
夏休みのタイミングで本州を離れるのですが、ネットが繋がりにくくなる可能性があるということを聞きました。
それで、ブログの更新があるかないかあやふやな状況は嫌だったので、いっそのことお休みと決めさせてもらいました。
ただ、しっかりデザインについても気づける目をカバンに納めていこうと思います!
デザインでなるほどということがあればしっかりキャッチできるアンテナを常に忘れないように。。。していきます!
お休みの間もお伝えできることを意識して過ごしますね。
◆お休み期間◆
9月9日(月)〜9月12日(木)
それでは、また12日の木曜日にお会いしましよう!
どうぞ、よろしくお願いします。
抹本
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#電波が悪い
#お休みします
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日曜日の妄想
★今回は、エピソードについてのお話★
第四回目の「日曜日の妄想」のコーナーです。
このコーナーは「妄想して想像力をつけていきましょう!」というもの。
途中場面を表現したイラストをご紹介します。
そこからどのような物語が広がっているかをイメージしてください。
このコーナーの目的は
あなたにストーリーを考えたり触れたりする機会を増やしていただくことです。
お客さんからの興味や共感を引き出すためにもストーリーの力はやはり強力なので、少しでも想像する力を強めていただけたらいいなと思います。
今回のイラストはこちら▼
この絵から、あなたはどのような物語や場面の背景が想像できますか?
後ろのニコニコ笑顔に何の意味があるのでしょう?
個人的には少し闇の存在を感じます。
また、背景の模様は何を表していて、女性は何を持っているのでしょう?
答えはありむせんので、
あなたの好きなように色々想像してみてくださいね!
そして、もしよかったら
どのような想像をされたのか
コメントからぜひぜひ教えてください。
想像力を高めていきましょう!!
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本
大を小に見せる色彩戦略
★今回は、色と面積のお話★
あなたは、色をどのように選んでいますか?
狭い範囲(面積)も色によって
より大きくみせたり
より小さくみせたりできます。
デザインを組み立てるとき
その面積のサイズに困ったら
ぜひ雰囲気や印象に加えてこれからお話する内容も検討事項に入れてみてください。
〜色で変わる面積〜
あなたもすでにご存知かと思いますが
色には膨張色と収縮色があります。
ですが、一度確認を含めて説明させてもらえたらと思います。
膨張色とは...
他の色と比べて、同じサイズでも
大きく見えたり広がって見えたり
膨張した錯覚を引き起こす色のことです。
色の特徴としては
主に暖色系の色で明度が高いということ。
収縮色とは...
他の色と比べて、同じサイズでも
小さく見えたり狭まって見えたり
収縮したような錯覚を引き起こす色のことです。
色の特徴としては
主に寒色系の色で明度が低いということ。
収縮色は、使うと締まって見えるともいわれます。
よくファッションで黒は締まって見えるというのはこれと似た感覚です。
◆膨張色の代表的な色
赤、黄色、ピンク、白
◆収縮色の代表的な色
青、紺、黒
膨張色は明るい薄色だと
覚えておけば思い出しやすいでしょう。
反対に収縮色は暗くて
濃色だと覚えておくとわかりやすいかと思います。
〜膨張と収縮をうまく使う〜
膨張色と収縮色についてお分かりいただいたところで、ここからはどんなときにこの特徴が使えるのかについて。
どんなときか?
やはり面積に関わる壁にぶち当たったときがおすすめです。
例えば、デザインする面積(範囲)が小さいけれど、できれば少し大きく見せたいとき。
または、その反対の場合です。
小さなステッカーをデザインしなければならないけれど、
少しでも目立つように大きく見せたいとか、
少しでもステッカーに載せる商品の写真をドーンと大きく感じてもらいたいとか。
そんな時に、膨張色を使って少しは全体的なサイズを大きく見せることができたり。
デザインする範囲は大きいけれど、どうしても掲載する写真の容量が小さくて写真を大きくできない...
そんな時に収縮色を使うと少しはデザイン全体のサイズを抑えて見せることができたり。
人物写真の外枠として膨張色を使って、その人物が大きく見せる効果を使うなど。
このような色の方法は、実ははるか昔の戦国時代でも使われていたと言われています。
武田信玄です。
武田信玄は、膨張色をうまく使って戦いを有利な方向に進めた武将でもあります。
戦いで使う武具や馬具などさまざまなものを朱色に塗り、軍全体を赤い朱色に見えるようにしました。
その目的は、敵と味方の判別もありましたが、威嚇も考えてのことだったそうです。
膨張色と収縮色で考えると
赤い朱色は、膨張色。
膨張色であるため、赤い軍団は団員が集まって並べば、より大きく見えるます。
大きく見せることで、威圧感を出すこともできますよね。
また、距離によっては人数も多くみえたかもしれません。
このように戦国時代からも色の効果は使われてきました。
赤い色のほかにも
戦国時代では白色や黄色などの色彩を活用した戦略もあったようです。
また、収縮色として代表的な黒や紺は、夜に目立たず気づかれにくくするためにという戦略で使われた可能性もあるのではないかとも言われています。
商品やデザイン範囲を大きくみせたり、小さくみせたり。
最後に、あなたがデザインしている中で、膨張色と収縮色の活用がうまくいったぞ!ということなどぜひコメントで教えてください。
色彩戦略によって商品の見せ方をコントロールしていきましょう!
〜まとめ〜
・色には膨張色と収縮色がある
・膨張色には、暖色系で明度が高い(明るい)色が多い
・収縮色には、寒色系で明度が低い(暗い)色が多い
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
デザインを科学してつくる→
ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を
#色彩戦略
#膨張色と収縮色
#暖色と寒色
#大きく見せる方法
#小さく見せる方法
#赤備え、白備え、黄備え、黒備え、紺備え
#戦国時代の色彩戦略
#小さいものを大きく見せる方法
#大きいものを小さく見せる方法
#締まりのある配色
#デザインで付加価値をつける
#売上を上げる
この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本