①好かれる見せ方のコツ

ポスターやチラシで作った構成を「なんだかしっくりこないな」「この方向のまま進めて大丈夫か?」と、作っているものに自信がもてないことがあります。

 

 

自信がもてない理由は、「なんとなく」。

理由は詳しくわからないけど、でも、自分の中の感覚が強く訴えているようなかんじ。

 

 

私はよくあります。

悲しいことに最近増えています。

実力をあげないとです。

 

 

形としてはできあがっているはずなんですが、なんとなくしっくりこないなと。

 

 

しかも、何度も何度もみて、修正して、それをまた繰り返すので、見慣れすぎて目がくさってしまった状態に陥ってしまいます。

 

 

第一印象を求めて、ほかの人に見てもらっても別におかしくないよという反応だったり、同じようにおかしいという意見でも何がどうおかしいのかわからなかったりすることが結構あります。

 

 

私の場合、どこかおかしいなと感じて、そこから納得いくものになるときは、だいたい体裁を整えるとよくなります。

 

 

色付けや配置などを違う心で見直すかんじです。

 

違う心というのは、一旦別の作業や業務をして頭をそのデザインから離します。

 

 

例えば、もっといい揃え方がないかとか、もっと色に共通性を持たせてみようとか。

 


みなさんも、もし同じように、「なにかは分からないけど、なんかスッキリしないな」というときは一度、そのデザインを作っているひとつひとつの要素の体裁を見直してみるのがおすすめです。

 

 

気持ちを入れ替えて見直すことを忘れずに。

 

 

その理由は、簡単です。

 

 

なぜ体裁を見直すのかというと、脳は規則的なものが好きだからです。

 

 

見ること=目で見ること=脳で見る

ということですよね。

 

 

そこで、しっくりくるようにするためには、脳に心地よくなってもらう必要があります。

 

 

そして、脳が心地よく感じるもののなかには"規則性のあるもの"が含まれます。

 


脳は、何かを見たとき、だいたい規則的なところはないか?と探します。

 


規則性があれば、脳は負担をかけずにそれがなんなのかが簡単にわかるからです。

 

 

つまり、脳が規則的なものを好むのは、認識しやすいからなんです。

脳も、していいものに対しては、ラクして理解したいってことなんですね。

ちょっと親近感がわきます。

 

 

規則的なものを探す方法は、過去の記憶と照合するというもの。

 

 

小学生や中学生のとき、わからない問題があったら、次からはちゃんと答えられるように何か規則的なものを探したりしませんでしたか?

 

また、わからない問題があると、過去の記憶をたどった経験はありませんか?

 


人はよく規則的なものを探しています。

 

 

例えば、いちごは下手の上まで真っ赤に色づいた方が甘いとか。

 

 

大きなトマトは、筋の数が多いと甘いとか。

 


ですので、なんとなくしっくりこないというときは、一回この規則的なものに注目して見直すのがおすすめです。

 

 

詳しい規則的なものについては、明日またお伝えしますね。

 

 


ムダなもの、捨てられかねないものにデザインでプラスの価値を与えたい!そして欲しいを作りたい!の気持ちで、

明日もお伝えしたいと思います。

 

 

 

 


この内容は、あくまで脳科学の視点によるものですので、すぐに効果の出る確実な方法などとは捉えないようお願いいたします。

 

 


抹本