①目を奪う の作り方
★今回は、単なる情報を気になる情報とみせる方法のお話★
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お得な情報、あなたはどうやって知りますか?
検索してお得な情報を得ることもあるかもしれませんが、多くはなんとなく知った場合ではないでしょうか。
〜気になるような内容は勝手に目につくようにされている〜
気になる情報やお得な情報など、あなたが意識していなくても自然と目にはいってくることがありますよね。
それは、あなたが目を奪われているからです。
目を奪われるというと、ちょっと大ごとのように感じられるかもしれませんね。
しかし、実際に「このポスターのこの部分を今から見るぞ!きっといい情報だ」などと意識して見なくても、あなたは自然とその内容に注目しているのです。
思わずじっと見つめてしまいます。
そして、そのようにして情報を得ることは意外と多いですよね。
ポスターの作り手は、目について欲しい情報を目に飛び込んでいきやすいように表現しているからなんです。
〜目を奪う表現の方法〜
どのようなものがお客さんの目に飛び込んでいきやすい表現なのでしょう。
それは、注意されることから始まります。
注意とは、意識が集中することです。
注意を引きつける代表的な特徴といえば他との違いです。
とてもわかりやすい例で言うと、表すものの大きさです。
例えば、大きなものと小さなものが並んでいるとき、大きいものの方が目に飛び込んできます。
目に付きやすいことがわかりますね。
サイズの大きなものは、それだせ面積も大きいため、私たちの視野を占める面積も大きくなります。
そのため注目を集めやすく、お客さんの目に飛び込んでいきやすくもなるのです。
さて、ここまではサイズの大きいものはお客さんの目を奪いやすいということをお話させていただきました。
しかし、サイズで言うと大きいサイズだけがお客さんの目を引きやすいというわけでもありません。
場合によっては小さいサイズの方がお客さんの注目を集めることもあります。
この場合、サイズの大きな丸よりも小さな丸の方に目がいきませんか?
また、形によっても変わります。
この画像の場合、形が違う星マークが目に飛び込んできますね。
これら、目を引きつけるものを見てみると、ある共通点に気付くと思います。
(デザインについて日頃から色々考えを巡らせていらっしゃるあなたならきっともう気づいているのでは?)
その共通点とは、他と違うということです。
私たちは、他とは違う特徴をもとに引きつけられています。
これは、心理学でもよく知られていることで、この違いのことを示差性と呼びます。
情報を自然とお客さんの目に飛び込んでいくように仕掛けるためにはこの示差性がポイント。
他と少し変えた表現をすることがポイントとなるのです。
〜日常生活でみる示差性の例〜
他のものとは少し違った表現は、あなたのすぐ近くに結構あるものです。
先ほどお伝えした、サイズや形以外にも多くの知覚的な表現があります。
・スケジュール帳の中で赤く丸印をつけておけば、スケジュール帳を開いたときにすぐ目につきますね。
・同じ芳香剤が並ぶ中でも香りが異なるもの同士が並ぶ(色が変わる)一部分は目がいきやすいです。
・まっすぐに引かれてる線の中で一部少しでもぐにゃりとずれていると違和感を感じますよね。
(あまりよい例ではないかもしれませんが)
・夜の街でチカチカと光って点滅しているネオン。
点滅するところだけが他の景色と違いますね。
また、冬になると、ところどころでイルミネーションをつけられた木にも目がいきますし、わくわくしますよね。
・運動会で赤組白組と別れたとき、赤い帽子を被った赤組の子どもたちの中に白い帽子を被った子どもがいたら目立ちます。
デザイン制作のとき、例えばポスターの中で示差性を作りたいとき、は他のポスターと比べてどうかということの他に、たなたが一番伝えたい情報をそのポスター内で別物としてみせる必要があります。
もう少し具体的な示差性(ほかとの違い)の作り方については次の次の回でお伝えさせていただこうと思いますので、よろしければそちらも参考にしてみてくださいね。
〜結論〜
目に飛び込むデザインにするためには示差性がポイント。
人は他と違うことに意識を集めやすい。
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
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