化けるデザイン
★今回は、色とサイズのお話★
あなたは、デザインを作るとき、それをみたお客さんにどのような印象を抱いてほしいかを考えながら作っていらっしゃると思います。
ただ、それは、サイズで大きく変わります。
〜色の印象はサイズで変わる?〜
まずは色のお話からさせていただきますね。
色は、面積で大きく印象が変わります。
(変わるというより、強調されると言う方があっているかもしれせん)
色の種類はさまざまですが、たいていの色は明るいか暗いかに分けられるでしょう。
そして、明るい色は、それが大きくなればなるほど明るく感じやすいです。
暗い色は、その反対。
暗い色の面積が大きくなればそれほど、そこにある色を私たちは暗く感じやすいです。
明るい色が多いと、明るい印象を与えやすく、暗い色が多いと暗い印象を与えやすくなるとも言えますね。
ある意味、明るい世界・暗い世界は色の広さで作り出すことができてしまいます。
〜デザインもサイズで変わる?〜
さて、デザインについてのお話はここからです。
上記で、サイズによって色の印象が変わるとお伝えしました。
ただ、デザインでも言えること。
デザインも面積によって与える印象が大きく変わります。
理由は、人が模様など形あるデザインを単純化してしまうところにあります。
人は無意識に単純化して見たり覚えたりしているのです。
どのようなことかと言うと、例えば
メモ用紙、付箋、スマートフォンケースなど、小さな面積では、
人はほとんどの場合、柄や模様をそのままの「柄・模様」と認識します。
しかし、カーテンや布団のように大きな面積になると
人は、柄・模様が描かれていてもそれを柄・模様だと認識しない傾向があるのです。
そして柄・模様だと認識しない代わりに色を強く認識する傾向にあります。
具体例を挙げてみますね。
例えば、青と白のチェック柄。
小さな面積だと青と白のチェック柄だと認識しますが、
大きな面積になると、それがチェック柄ではなく青と白の混合色である水色に見えるのです。
ちょっとイメージしにくいなと思ったら、このように考えてみてください。
アニメのキャラクターが描かれたステッカーがあるとします。
近くで見るとキャラクターに見えますね。
しかし、遠くからみるとそのキャラクターの詳細な部分が見えなくなりアニメキャラの色が混ざってひとつの色に見えますよね。
〜デザインは面積を考慮する〜
デザインは、その内容に集中しがちですが、ぜひそのサイズについても視野を広げて考えてみてください。
小さいサイズのものをデザインする場合はよくても、大きなサイズのデザインはあなたがお客さんに与えたいイメージがあまり伝わっていないかもしれません。
大きなサイズの柄・模様はそのままではなく色に見える。
頭の隅に入れて、大サイズ制作のときに思い出していただけたら嬉しいです。
〜まとめ〜
・色はサイズが大きくなればなるほど印象が強くなる。
明るい色はより明るく感じさせ、暗い色はより暗い感じを作り出す。
・柄や模様はサイズが大きくなると柄や模様に使った色の印象が強まる
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本