お客さんの目を釘付けにする
目を釘付けにするために、どのような方法があるのか。
販売促進など、なにかを伝えるときはお客さんに目をそらさず、あなたが知らせる内容だけをしっかりみて、読んでもらいたいものですよね。
★今回は、お客さんの目をそらさせず伝えることについて★
今回は、質問お答えコーナーとさせていただいております。
さて、先日とても嬉しいことがありました。
「あまり多くの情報を載せない方がよいのはなぜですか?」というご質問をいただいたのです。
(ありがとうございます!)
なにか疑問に思うことなどあればあなたもぜひお伝えください!
全力で回答させていただきたいと思います。
さて、話を戻して...
それについて、あなたにもぜひお伝えできたらいいなと思ったので、ここでお答えさせていただきたいと思います。
〜なぜ?"たくさんの情報は載せるな"〜
あなたは、情報を伝えることを目的とした制作でどれくらいの情報を載せますか?
クライアントから頼まれたものであれば、載せなくてはならない情報がたくさんあるということがとくに多いでしょう。
しかし、いくら伝えたい情報が多くともあれもこれもと載せていては、まとまりがなく、ぐちゃりとしたデザインができあがってしまいます。
そうなれば、それと同時になかなかお客さんとのコミュニケーションがかなわないデザインツールとなってしまいますね。
文章を書くときも同じです。一文が長いと読む気にもならないことってありますよね。
でも、それは仕方のないことなのです。
なぜか?
それは、人は一度にひとつのことしか注目・集中できないからです。
人の集中の仕方は、たとえるならスポットライトに当てるようなものだと言われています。
自分が気になったもの(スポットライトを当てたもの)だけをみて、それ以外のもの(スポットライトが当たっていないもの)には意識を向けることができないということです。
視界のなかで、注目しているものはピントが合っていますが、そのほかのものは視界に映ってはいてもぼやけてみえる感覚と似ていますね。
これと同じような感覚が頭のなかでも起きているのです。
あなたが情報を伝えるためには、ターゲットの注目を伝えたい内容へ集中させる必要がありますね。
そして、集中させるためには、できるだけほかのところに目がいかないように、お客さんの注意を適切なところへ向けられるようにすることが大切です。
そのために、情報はひとつに絞った方がよいということなのです。
〜どうしてもたくさん情報を載せないといけないときに〜
情報はひとつがいいとはいうものの、やはり絞りきれないこともたくさんあると思います。
たとえば、イベント告知のチラシなら、①イベントが開催されること
②開催場所
③開催日時
④イベントの内容
少なくともこれらのことは、デザインの中に入れなくてはなりません。
さて、どうしたものか。。。
このようなときは、ぜひ一番大切な情報を一番大きく表示させられるようなデザインをお考えください。
大切な情報の決め手としては、「目新しいかどうか」を基準にすることがおすすめです。
人は、とくに目新しいものに引かれる傾向があります。
つまり、お客さんにはまず目新しいものに反応して集中してもらいます。
そして、お客さんがその内容に興味を持ったならおのずと目新しくない見慣れた「開催日時」のようや文字情報へも目を向けてくれます。
(目新しくないものは、小さめに表示しても大丈夫だといえますね)
〜大切なものを大きく表示するワケ〜
「大切なものを大きく」というのは、正直当たり前のことですよね。
その理由は、大きく表示されていれば、それだけ目立ち、それに注目してもらえるから。
本当に基本のことです。
ただ、ここでお伝えしたいのは、大きいものは小さなものを打ち消すという効果について。
これは、手品の動作でも使われるテクニックとされています。
マジシャンが、観客にタネのキーポイントとなるような動き(胸ポケットからコインを出すなど小さな動き)に注目してもらいたくないとき、反対側でわざと大きな動きをつくることによって観客の注目を思いのままに動かしているのです。
とくに紙媒体や画像素材づくりのデザイン制作には動きはないものの、大きなものが小さなものを打ち消す効果は同様に活用できるでしょう。
伝えるべきお客さんとコミュニケーションをとらなければならない情報が多いときこそ、伝えたい情報の優先順位によって表示サイズにできるだけ差をつけるとよいでしょう。
(極端なものにならないよう注意は必要です)
そのようにすれば、情報の多さを感じさせにくいデザインをつくりあげることができるはずです。
〜まとめ〜
・人はひとつのことにしか集中できない
・伝えることが多いときは、目新しさと伝えたい内容の重要度で優先順位をつける
・大きなものが小さなものを打ち消すため、情報によっては表示サイズにできるだけ差をつける
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本