4色以上の並べ方①
★今回は、効果的な色の並べ方について★
【結論】ポイントは、色相順に並べること。
この並べ方は、特に小さなバナーのデザイン、ポスターや看板のデザインでお使いいただけると思います。
色相順に並べるというのは、赤→オレンジ→黄色→黄緑→緑→水色→青→紫色といった具合です。
イメージでは、虹のようなグラデーションで並べるといったものです。
ちなみに、無彩色(白・グレー・黒)は、前述した色相順とは別にその横にまとめて色別に並べましょう。
〜色の並べ方で変わる効果〜
色相順に並べるという方法は、よく商品陳列で使われる方法です。
色を順番に並べることで、遠くからでも目立ちやすくなる効果があります。
そのため、お客さんにお店の奥の方へ来てもらうことを目的として、お店の壁面や奥の陳列で活用されることが多いです。
配色がぐちゃぐちゃになっている場合と比べると、
色相順に並べることによって、色鮮やかな見た目になるとともに華やかさ・まとまり感をつくることができます。
この効果をデザインの中で使おうとするなら、私としては、表示面積に対して、あなたが制作するデザインが少し小さくなってしまうものにおすすめしたいです。
お客さんが見る画面の一部や、お客さんの視界の小さな一部であっても気づいてもらいやすくなるからです。
ちょっとわかりにくいでしょうか?
もっと言うと、遠くからだと小さく見えてしまうようなものに活用するという感覚です。
〜具体的な活用例〜
上記のご説明がちょっとわかりにくいかもしれないので、ここから具体的な例をふまえてお話しましょう。
まず、具体的な例としては、画面の一部分に小さく表示されるバナーのデザインや遠くからでも目立たせたいポスターや看板などに使う配色などです。
また、カタログで使う写真やハンドメイドの商品を掲載するために使う写真など、商品を並べて撮る場合にも有効でしょう。
ほかに、背景色として使うこともおすすめです。
遠くからでなくともカラーがキレイに並んでいる状態は、見た目をとても美しくしてくれます。
ただ、それだけではなくて、キレイに配色されたカラーは、遠くからだったり、視界の一部にあるものであっても、非常によく目立つのです。
この色相順に並べる方法は、私が街を歩いて探してみたところ、洋服屋さんや雑貨屋さんで見ることが多いです。
その中でも、とくに雑貨屋さんで販売されている靴下やクロックス、色違いのパッケージのなど、同じ型の商品でカラー展開が多いものによく使われています。
あなたが結論をご覧になったとき、もしかすると「なんだ、こんなことか」と思われたかもしれませんが、この配色は意外と奥が深いものです。
私も、実は配色の並べ方について知ったとき、最初は「なんだ、やっぱりキレイに並べた方がいいってことなんだな」という程にしか思いませんでした。
しかし、街のお店などで探してみて、体験してみてください。
思った以上に目立ちますよ。
実際に、私は商店街の中で色相順に並べられたものをみたとき、遠くから見てどのような商品が販売されているのか詳しいことはわからずとも、キレイに並べられる色が、距離があるなかでも目立っていました。
同時に「気になる存在」としての役割も果たしてくれます。
配色については、ほかに明るい色や濃い色など並べ方があるので、また次回お話させていただきますね。
〜まとめ〜
・配色は、色相環の順番で並べる
・色相順に並べることで、遠くからでも目立ってみえる
・色相環に並べることで、色がまとまり、よりキレイにみえる
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