思わず引かれる、はどう作る?
★今回は「思わず引かれた」を作るための繰り返すことについて★
【結論】反復でまとまりを作った後に崩して注目を集中させる
今日は、コンビニへ吸い寄せられる体験をしました。
もともと、お茶を買おうとコンビニへ入ったのですが、目的のお茶の陳列へ行く前に思わずそこへ吸い寄せられました。
同じものがたくさん並べられた光景です。
少し進むと...
近くで見ると、なんということはないかもしれませんが、お店の外からも目立って見えていました。
思わず「何の商品だろう?」と近寄りたくなりました。
こちらも、店内の中にいながらも目立っていて気になりました。
あなたは、このようなものに出会ったらどうでしょうか?
〜注目を集めるための陳列方法〜
これは、陳列でお客さんを集めたり注目してもらったりする方法とされるものです。
繰り返し同じものを並べて置くことによって、よりお客さんの注目を得、興味を引くことができます。
駅構内に何本もある太い柱に、同じポスターが柱いっぱいに貼られている様子も同じ効果が期待できます。
これについて知るまで、私はどうして同じものばかり貼っているのか不思議で、
「場所の無駄だろうに。他の種類のポスターを貼れば他の情報もお客さんに伝えられるのに、変なの」と思っていました。
でも、実はこのような理由があったんですね。
この理由がわかったときには、何に対しても理由はあるものだなあ感じた思い出の法則です。
さて、デザインでもこれと似たものがあります。
「反復」です。
あなたは、もうすでにご存知ですか?
もしご存知でも、あなたと私の復習をかねて、簡単にお伝えさせてください。
〜反復について〜
反復とは、デザインの構成のひとつです。
同じような調子を繰り返して並べることで、そこにリズムやまとまりをつくることができます。
同じように繰り返し、法則性を作る並べ方です。
この反復によって、デザインが見やすくなります。
また、全体に統一感がでて、それを見るお客さんには整理された印象を与えられます。
反復を使っているデザインは、数多くあります。
例えば、別々の内容を均等に配置した写真やフリマアプリのレイアウト、webサイトや通販のサイト、カタログやメニュー表でも要素の繰り返しがなされていますね。
この雑誌の左のページの商品は、それぞれ同じ調子のものが6つ並んでいますね。
とてもまとまりがあり見やすくつくられています。
商品が明確ですね。
ここまでが反復についてです。
ここから先は、その反復を使ってさらに注目を集める方法をお伝えしようと思います。
〜反復の中で注目をつくるとは?〜
さらなる注目を集める方法は、簡単です。
反復の中にひとつ変化を加えるのです。
変化を加えるものは、反復させているものの中で一番伝えたいことなど、
特に見て知ってもらいたい・アピールしたいという心臓の内容がおすすめ。
変化は、反復に使っている枠や文字の色を変えたり、文字の太さを大幅に変えたりなど、少しわかりやすい変化の方がよいです。
〜なぜ規則性の中に変化を作るのか〜
では、なぜ反復の中に変化を作るとより注目を集められるのか?
理由は、反復がなされていることによって規則性が生まれるからです。
ぜひ想像してみてください。
規則的に赤い色の花が並べられた柄の中にひとつだけ緑色をした同じ形の花があれば、パッとそちらに注目してしまいませんか?
うえの雑誌の写真なら、例えば背景を1商品だけ違う色にしてみると、ひと際その商品へ視線が強く集まるでしょう。
ほかに、例えばこのように、1商品だけ色があっても注目を集めるものとなるでしょう。(少し方向性は違うものになりそうですが)
規則性のある中に、規則に反するものがあれば人はそちらに視線がいくものです。
〜まとめ〜
・レイアウトでは、モチーフを反復をさせることでまとまりや統一感・規則性を作ることができる、見やすくなる
・反復を使ってまとまりや規則性を作った後で変化を与える
何にでも、理由はあるのです。いつも「なぜ?」の気持ちを大切に疑っていきましょう!
私も常にそれを忘れないようにしていきますので、
あなたもぜひ一緒に目の前のものに「疑い」を持ってみましょう!
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本