デザインゲーム
★矛盾したことを言われたときについて★
まずは、結論から
【結論】言葉を分解して、その言葉に対するイメージアイテムを組み合わせてみよう
梅雨がやってきましたね。
私の住む地域は、今日は一日中雨でした。
今もまだポツポツと雨の音が聞こえています。
でも、梅雨が明ければ、夏がやってきます!
カラッとして痛いほどの日差しが眩しい夏です。
そんな季節を思うと、私はあるクライアントについて思い出します。
そのクライアントからはよくデザイン制作の依頼をいただいていました。
そのときのクライアントからの依頼は、夏の始まりに合わせて、サンドイッチを売り出すためのフェア用のポスターを作成するというものでした。
簡単な打ち合わせではありましたが、クライアントの方から、そのイベントを行う想いなど聞かせていただきました。
そして、そこまではよかったのですが、最終的な希望が、「夏だから暑く、でもサンドイッチを食べて涼しくなるような、暑くて涼しいイメージで」とのこと。
今、当時のことを考えると、私がクライアントの意向をもう少しうまく聞き出せたらよかったのですが、
その時は、正直「???」という感じでした。
矛盾しとるやん!
いったいどうらというのか...
と正直いただいた要望について、何言ってるんだ?という気持ちになりました。
しかし、相手の方は年齢も結構上の方でしたし、私も私でまだまだ経験も浅いときでしたし、それをうまく伝えることができませんでした。
本当は、しっかりはっきり自分の経験や意見も踏まえて伝えないといけなかったのですが。
矛盾してることをどのように伝えようかと思っているうちに、なんだか同じクライアントから、これまでも何度かあったむちゃぶり案件などを思い出してイラッとしてきました。
本当に申し訳ないことですが...
正直いうと、そのような気持ちになりました。
そして、「暑いけど涼しい」と向きうことにしました。
向き合うなか、とくに工夫したことは「分解」です。
例えば、「暑い」なら、
どんな要素を入れたら暑いというイメージができるか。
「涼しい」と感じてもらうためには、何が必要か?どんなイラストがあればいか?
などを考えました。
まずは「暑い」と「涼しい」についてそれぞれについて注力するということですね。
そして、さらに「暑い」や「涼しい」のために必要な要素を洗い出します。
最後に、洗い出した要素をつかっていきます。
「暑い中に涼しさを感じるためには、何色と何色を使ってどのように配置したらいいか?」
ということを洗い出したアイテムから出していきます。
そして、組み立てるのです。
ある意味、敵に対して装備を備えて、デザインづくりという戦いの場で、手札を出していくようなものですね。
※分解することで、手札を揃えて出していく、勝負していくこのようなイメージ
なんとなくイメージをもっていただけましたでしょうか?
デザインづくりは、ゲームに似ているところがあります。
ゼロから考えデザインに起こすまで全て担当させていただいたいい経験でした。
完成したものは、いいじゃんと言っていただけました。
作る前にイラっとした気持ちになった分、とても嬉しかったです。
あなたは、言われていることに矛盾を感じたり、「なんだ?」と思った経験はありませんか?
今回お話しさせていただいた内容と同じでなくても、「なんだ、そりゃ」「どう作っていけばいいって言うんだ?」とか。
または、もしかするとこれからあるかもしれません。
そんなことがあったとき、「分解する」を少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
いまでは、いい経験を得た私の笑い話になります。
別にクライアントがいい悪いとか、私が未熟だったとかではなく、単純に勉強になった笑える話です。
もしこのようなことがあったとしても、あなたも、きっと笑い話にできるはず。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本