正直、やっぱり見た目?Part 2
★今回は見た目に関わる視認性★
やっぱり見た目でしょうか?
やっぱり見た目なんです。
前回は、デザインでも見た目が大切というお話をさせていただきました。
〜〜〜〜前回のまとめ〜〜〜〜〜〜〜
・人は認識する前に、直感でいい悪いを感じる。
・直感は、認識されるまでの段階で一番はじめに行われるもの。
つまり直感でいい印象を与えられると、いい行動を移してもらいやすくなる。
したがって、見た目が重要となる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回は、見た目をよく見せるためのポイントをお伝えしたいと思います。
まず、見た目が大切ですが、見た目とはいってもいろいろありますよね。
色がいいのか、パッと目に入ってくるイラストがいいのかなど。
ただ、それが一体なんなのか、何が表されているのかがパッとわからなければ、
いい印象を与えるはおろか、印象に残してもらえさえしないと思いませんか?
もしかすると、「なんだかよくわからなかった、得体の知れないもの格好としては記憶に残してもらえるかもしれませんが、内容が伝わらなければほとんど意味がありませんよね。
「得体の知れないもの」をわざわざ調べようと思う人も少ないでしょうし、もし調べようと思ってもらえても、
その場で調べてもらえなければ、この情報が飛び交う社会のなかでは、ほとんどの場合、ほかの情報によって流されてしまうんです。
直感でいい印象でなければ気にも止めてもらえず、ほかの情報と一緒に流されていくだけになりかねません。
だからこそ、直感でいい印象を持ってもらう・好きになってもらうためには
パッと目ですぐわかることが、とても大切になるんです。
さて、では、どうしたらパッと見で、その内容がわかりやすくなるのか。
それがわかれば、見た人のいい印象につながりやすいデザインがつくれますね。
まずは、パッと見たときに一番大切な内容が伝わるようにする必要があります。
パッと見てたくさん情報があれば、人は見たくなくなるものです。
勉強しているときも同じではないでしょうか。
教科書に大切だという赤字の言葉がたくさんあると気が遠くなりませんか?
デザインでも同じです。
たくさんの情報を強弱なく載せると、それだけでもう見たくなくなりますね。
ここでパッと見で印象のよいデザインにするためのポイントを2つご紹介します。
その①
一番伝えたいこと・目立たせたいことを絞る
その②
①の内容を目立たせる
さて、あなたは、何か目立たせようとするときどのようにしますか?
枠で囲みますか?
文字に色をつけますか?
どちらも正解だと思います。
目立たせたいものとその他の内容との差をつくることで、感覚的に目立たせられたものだと感じることができるからです。
ただ、遠くから見たときでも目立つ方法がおすすめです。
その方法は、目立たせたいものの周りに余白を作るというものです。
余白があることで遠くからでも目立ちます。
これには、脳の神経細胞の働きが関係しています。
脳は、空間を認識する神経細胞と細かい情報を認識する神経細胞を持っています。
囲みを作ったり文字の色を変えたりした場合は、細かい情報を認識する神経細胞だけしか使われないことに対して
余白を作る場合は、細かい情報を認識する神経細胞だけでなく
空間を認識する神経細胞も使われるため、より認識されやすくなるんです。
余白をうまく使うことができれば、目立たせたい内容を
その他の情報に埋もれることなく、表すことができます。
遠くからでも、パッと見てわかってもらいやすくなります。
余白を使うことによって、脳が勝手にその中の主役に反応し、判断してくれます。
余白の使い方は、例えばこのような感じ。
※ぜひ、遠くから、見てみてください。
A
B
Bは、左上にある濃い紫の丸(目立たせたいもの)が埋もれないために、余白がいい働きをしてくれています。
〜まとめ〜
・いい印象をもってもらうための第一歩はパッと見てわかりやすいもの
・パッと見てわかりやすくするために余白をうまく使う
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。
#デザイン
#見た目
#直感
#余白
#認知科学
#パッと見て
この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。
抹本