正直、やっぱり見た目? Part 1


★今回は、見た目について★

 


やっぱり、見た目なのです。

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いくら内容がよくても見た目で興味をもってもらえず素通りされてしまうと、どんなにいいものでも見てもらえず、ほとんど意味がなくなります。

 

 

 

例えば、それはモノ(プロダクト)のデザインでも同じように言えます。

 


〜やっぱり見た目が重要?〜

 


人は、使いやすさよりも見た目を大切にします。

 


使いやすさやそのもののメリットを感じるタイミングは、見た目について何かを感じたあとになるんです。

 


つまり、見た目でいいなとか、微妙だなと思ったあとに

使いやすさなどの観点が脳の処理によって認識されていきます。

 


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流れは下のようなかんじ

 


見た目

使いやすいかどうか、自分にメリットになるかなどの観点を考える

 


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1に見た目、2に使いやすさという具合です。

 


〜人が受け入れるまでには3段階ある〜

 


人が何かを受け入れるときは次のような流れになると言われています。

(これは、アメリカの認知科学者が提唱した考えです)

 


①直感で感じる段階

(本能的レベル)

②行動を起こす段階

(行動的レベル)

③意識して行動したことに気づく段階(内省レベル)

 


①②③の順で処理が行われていきます。

 


①は直感で、②で動き実際に行動を起こします。


ただ、この段階ではまだ潜在意識で行われていることです。


そして、③で初めて認知していきます。ここで初めて、「今、私はこう思ってる」など意識的に感じるんです。

 

 

したがって、興味をもってもらうためには、まず①の本能的レベルで受け入れてもらわなければほとんど意味がないんです。

 


直感で受け入れてもらうためには、それを見ただけでわかる情報の扱いが重要となりますよね。


つまり、多くの場合、やはり見た目がすごく大切なんです。

 

 

ちなみに、これはプロダクトデザインに関することではありますが、


人は見た目の印象がいいもののほうが(美しい見た目のほうが)使いやすいと感じてしまいます。

 


これは、研究者による実験結果からもわかっていることです。

 

 

 

反対に考えると、デザイン(見た目)でお客さんの直感にいい印象を与えられたら、行動に移してもらえる可能性が高まるということですよね。

 

見た目でよく見せるには、パッと見でわかりやすいことが第一に必要です。

 


視認性を高めることがポイントになってきます。

 


では、どのようにしたら視認性を高めることができるのか。パッと見で注目してもらいやすいのか。

 

次回は、それについて、すぐできるかんたんな方法をお伝えしようと思います。

 

 

 

まずは、見た目がこのような理由で大切だということをあなたの中に留めておいてくださいね。

 


〜まとめ〜

・人は認識する前に、直感でいい悪いを感じる。

 


・直感は、認識されるまでの段階で一番はじめに行われるもの。

つまり直感でいい印象を与えられると、いい行動を移してもらいやすくなる。

したがって、見た目が重要となる。

 

 

 

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デザインを科学しつくりあげ、ムダになりそうなものへ新しい価値と売上を。

 

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この内容は、あくまで個人の経験や学習によるものですので、すぐに売り上げが上がる確実な方法などとは捉えず、こんな考え方や方法もあるという目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

 

 

 

 


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